“くらすこと”について

2005年春、
「こどもと一緒のスローな暮らし」や「オーガニックライフ」をテーマに
活動を始めた"くらすこと"。
教室や店、本など、様々な形で活動しています。

「くらすこと」の活動テーマ

楽しみながら、毎日の暮らしに取り入れる

「毎日のごはんの大切さ、からだの声や自然の声をきくこと、自然にこどもを産むことや育てること、そして子どもたちと紡ぐ時間の素晴らしさ。そんな気持ちや暮らし方を、多くの人たちと分かち合いたい」そんな思いから始めた、くらすことの活動。

自然に逆らわないオーガニックな暮らし方を大事にしつつも、大切なのは「楽しみながら、毎日の暮らしに取り入れること」。頭でっかちになってその方法自体にこだわるのではく、まずは体にも心にも無理なく、心地いい日々を過ごせているかどうかが大事なのではないかなと思います。

毎日のごはん

身体のもと、心を作る土台のもとは日々口にする食べ物という、基本の決まりごとをちゃんと考えてみると、その積み重ねの元となる毎日のごはんって、やっぱりとても大切です。たくさんの手と目をかけられた野菜やお米。新鮮でいのちを感じることの出来るもの。自分はもとより、日々どんどん大きくなろうとしている子どもには、そんな大事にされてここまでやって来てくれた食べ物で、大きくなってほしいと思うのです。

毎日、おいしい、おいしいとおしゃべりしながら囲む、食事の時間を積み重ねること。
それはこどものみならず大人にとってもおろそかにしてはいけない、かけがえのない時ではないかと思います。
そして食事を作るときの、心を込める気持ちの大切さ。改めてそれを教えてくれたのは、様々な人の心を食べ物で癒し続ける森のイスキアの佐藤初女さんの存在でした。野菜ひとつひとつと話をし、その野菜の性格をみて料理を進める手。お料理とは野菜やお魚のいのちを、自分のいのちにうつすこと。日々時間に追われる毎日や子育ての日々にあって、毎日は無理であっても、その気持ちだけはいつも胸の片隅においておきたいと思います。

毎日の生活を担うものとしての視点

台所をあずかり、子どもと長い時間を過ごすお母さんや主婦である私たちだからこその、「日々の生活を担うものとしての視点。
暮らしの担う女性にとって「少し手をかけてやってみたらおいしかった」とか「いい気分になった」とか、そんなささやかだけれど、ちょっとした幸せな気持ちの積み重ねって、とっても大切な気がします。

くらすことは、そんな女性として、お母さんとしての視点を大事にした提案を多くの皆さんにお届けしていきたいと思っています。

ちいさいひと

自分のこどもであっても、一人の人として尊重し、ほどよい距離を感じさせるこの言葉。とてもすてきな表現だと思います。
『ちいさいひと』を急がせず、じっくりとこどもの時間を味わってほしい。
お母さんも『ちいさいひと』とのくらしをゆっくりと楽しんでほしい。
それが『くらすこと』の、スローな子育ての考えです。

人と人が手を繋ぐ方法

様々な人たちが生きていく、人と人との共生を考えたとき、一人一人が主体となって自分の足で立ちながらも、みんなが輪になって生きていくのに、それぞれが生き甲斐をもって人生を楽しみながら、その手のつなぎ方をいかに自然に、たのしくできるのか。

思いを伝えるだけではなく、具体的な方法を考えたいと思っています。

主な活動内容

藤田ゆみ(くらすこと主宰)
特別養護老人ホームのケアワーカーを経験したのち、雑誌の編集を長年やってきました。子どもを妊娠し、出産。仕事も辞めざるおえなくなり、親になることや新しい生活に踏み出す心の準備もないまま、ぽんと子どもと二人放り出されたような、そんな子育ての始まりでした。そして子どもに教えられ、育てられ、そんな自らの子育ての日々を通し、2005年、オーガニックな暮らしやスローな子育てをテーマとした“くらすこと”の活動をはじめました。同年、ワークショップをスタートし、それが『"くらすこと"の教室』に繋がり、『くらすことの本』も創刊。本、連載、教室、店、様々なプロデュースなどを通し、そんな”くらすこと”が届けたい思いを伝えています。