くらすこと便り

おかあさんでいること・わたしでいること

3歳のむすめが、ぷっくりとした手足を動かして、歌をうたっていました。
「メリーさんのひつじ」のようだけど、どこか違う。

「メーリララルリファー、ウェイダージェイ、トゥーライウェイ♪」

誰に教わったのか、見よう見まね(音まね?)で、英語(っぽい)の歌をうたうのがはやっているようです。
真剣な様子に思わず吹き出したとたん、
「忙しい忙しい」とガチガチくたくたになっていた顔と頭がふっとゆるみました。

“くらすこと”には、たくさんのおかあさんたちが訪れてくれます。
ワークショップやイベント、店、オンラインストア、ウェブマガジン。
みなさん、とてもいい顔をされて子育てをされています。でも、ときどき、
「ここにきて、ほっとできて、よかった」と本音を話してくださる方も、やっぱりたくさんいます。

主宰の藤田ゆみをはじめ、子どもがいる女性スタッフの割合も高い職場です。
もちろん子どもがいてもいなくても、
女性が、わたしらしく生活をして、やりがいのある仕事をして、
恋をして、家族を持って、いつも元気でいつづけることは、なかなか簡単なことではありません。

どんなときも、いい状態の自分でいたいから、
全部がんばりたいから、
だからこそ、それができなくなるときに、苦しくなること、ありますね。

「けれど、一番大事なことは、今、子どもとつないでいる手のぬくもり。
 今、子どもを抱っこして感じるあたたかさ。

 真っ直中にいると、なかなかそれをみることができないけれど、
 そうだと感じることは難しいけれど、
 そんな人生の一番幸せな時をきっと、わたしたちは過ごしているんでしょう」

『子どもと一緒にスローに暮らす おかあさんの本』藤田ゆみ/アノニマ・スタジオ

いまでこそ、4人の子どもを育ててながら、どんどん仕事をこなす「肝っ玉かあさん」な藤田ですが、
最初におかあさんになったときには、こんなふうに、不安だったり悩んだり、していたんだなあ、と
改めて読むと、ほろりとして、そしてやっぱり、励まされてしまいます。  

「おかあさんでいること」「わたしでいること」に迷ったとき、開いてみていただけたらうれしいです。

(た)

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