イラスト/杉本さなえ

体はさくさくアクティブに、心はわくわくしなやかに。
そんなきらきらの毎日を過ごしていたいけれど……。
「なんだか最近、すぐ疲れちゃうね」と、ため息をついていたのは、
「人生そろそろ、折り返し地点」年齢を迎える私ことフリー編集者の井尾淳子と、
仲良しのフォトグラファー、大段まちこさん。
「このままじゃ、ダメになっちゃうかも!!」(私)
「なんとかしないと、たいへんですよね……」」(大段さん)
こうなったら、スピリチュアルも開運も、ボディワークも瞑想も、
「自分をよくすることは全部やりましょう!」と、決めたのでした。
そのとたん、持ち前の好奇心に火がついた私たち。
「何それ!」「やってみたい!」「会いに行こう!」
気になる人の気になる話を聞きに行きながら、かわいい写真も撮りながら。
私たちの「こころと体をめぐる旅」は始まったのです。

井尾淳子/フリー編集者&ライター
子育て雑誌の編集経験を経て、現在は書籍編集や執筆、ウェブなどのデジタルコンテンツに携わる。制作会社勤務の夫、思春期真っ只中の息子の3人暮らし。子育てと仕事に追われるなか、「こころとからだをもっと健やかに保ちたい!」と、大段まちことともに、浄化スポットめぐりに邁進中。 

大段まちこ/フォトグラファー
神戸生まれの神戸育ち。かわいいもの、雑貨、ファッションなどをテーマに、女性誌やライフスタイル誌で活躍。みずから足を運んで集めた「こころとからだ」の浄化スポット情報は、右に出るものなし! スタイリストの岡尾美代子さん、デザイナーの岡村佳織さんとともに企画した 2017年 日めくりカレンダーBOOK「A VERY MERRY EVERY DAY to you」が大ヒット。www.odanmachiko.com

こころとからだ向上委員会 第三回 〈前篇〉
インド占星術、ふたたび
〜「魂の目的」と今生の課題を探る〜

インド占星術をベースに、オーダージュエリーの制作を行っている女性、春名めぐみさんと出会った前回。インド占星術にがぜん惹かれた私たちに、春名さんが紹介して下さったのは、東京・広尾にあるサロン「VEDA LANKA(ヴェーダ ランカ)」のセラピスト佐藤まど香さん。私たちふたりは、アーユルヴェーダとインド占星術、タロットを融合させた個人セッションを行っている、まど香さんのもとを訪ねました。

この方が佐藤まど香さん。取材の度に思うのですが、女性のための「こころとからだ」を生業といている方々の、この透明感たるや。見習いたいものです……(詳しいプロフィールは文末を参照)。

自身のサロン「VEDA LANKA」のオーナー兼セラピストとして働くまど香さんは、現在シングルマザーとして、小学校1年生の男の子を育てるお母さんでも。もともと、ベンチャー企業で働くことを目指していたまど香さん。「セラピストになるつもりはまったくなかった」そう。しかし、アーユルヴェーダのスクール事務局で働くうち、「専門的なジャンルだから」と必要に迫られ、セラピストとしての技術を学ぶことになったのだとか。

アーユルヴェーダの神様に掴まって、
セラピストの道へ

まど香(以下、敬称略)「27歳のときに独立、アーユルヴェーダのサロンを開業したのですが、翌年に母親が若年性認知症を発症しまして。介護生活のために、サロン業も中断しました。母親が入所できる施設がようやく見つかって、介護生活も一段落……というところで、東日本大震災の2週間後に息子を出産しました。息子は肺に体液がたまって呼吸困難の状態で緊急入院したのですが、早急な処置のおかげで無事に一命を取り留めることができました。
この時、息子の命を救ってもらったことや、出産後に動けないでいた私を助けてくれた人たちへの恩返しのためにも、何かの形で社会貢献できないかなと思ったんです」

そこで「セラピストだからこそできることで、お礼をしていきたい」と思ったまど香さんは、再びサロン業へ。

大段「人生の様々な出来事に導かれるように、結果セラピストへの道を選択されたんですね」

まど香「はい。結婚、起業、介護、出産、離婚。そしてシングルマザーであること含め、33歳までに経験した経験が、知識や技術以上に、今のサロンワークに大きな影響を与えていると思っています。多くの方にとって大きなライフイベントといえるそれらの出来事を、神様から“まず経験してきなさい”と、言われたかのようでしたね(苦笑)」

井尾「選ばれちゃったのですね〜。神様に」

まど香「そうなんでしょうか(笑)。本来はロジカルな裏付けやエビデンスなど、すとんと腑に落ちるものがないとのめり込めない方で、アーユルヴェーダも占いも、当初はまったくピンとこなかったんです。でもかつて働いていた事務局に併設されたスクールで学ぶうち、アーユルヴェーダはインド最古の医療であり、インド占星術も統計学をもとにした科学の叡智であることがわかり。次第に興味を惹かれていきました」

たとえば、「インド占星術とつながりの深い宇宙の惑星は、人間の脳の部位と働きや役割が対応しているんですよ」とまど香さん。

大段「えっ! それはどういうことですか?」

まど香「火星は火のエネルギーをもっているので、攻撃的というか、イケイケな気質があるんです。それに対応しているのが脳の“赤核・黒質緻密部”といって、神経伝達物質のドーパミンをたくさん出す部位。そういうことを知ったとき、これはすごい!と。インド占星術は、たんなるまやかしのものではないと納得できました」

「今現在の自分」にフォーカスする西洋占星術
「今世の課題」にフォーカスするインド占星術

井尾「いきなり、ただならぬ深みを感じましたが……」

大段「本当に。ところで、インド占星術と西洋占星術との違いは何なのでしょう?」

まど香「インド占星術も西洋占星術と同じ12星座を使いますが、天体360度を区切る角度が違います。そのため、人によっては、西洋占星術と星座が変わることがあるんです。たとえば井尾さんは、西洋占星術では天秤座ですが、インド占星術では乙女座になります」

井尾「えっ。これまでの人生、ずっと天秤座と信じて生きてきたのに……。乙女座なんですね」

まど香「星座がひとつずれるだけで、西洋占星術の見方とは大きく変わってきます。時代の流れを読み解きながら、今現在の自分の悩みにフォーカスしていくのが西洋占星術。一方のインド占星術は、輪廻転生の考え方をベースに、その方の本質や、魂の課題を読み解いていきます。宇宙において、その人が担っている役割が本質的であるほどに、インド占星術に引き寄せられるのかもしれませんね」

インドの哲学をベースにした占星術では、輪廻転生が大前提。「肉体に魂が入り、人生経験を積みながら、魂自体も成長していくと考えられています」(まど香さん)。

インドでは、肉体が滅びて魂が生まれ変わる際、「前世で成し遂げることのできなかった課題の中から、今生の目的やテーマを決める」と言われているのだそう。

まど香「そのテーマを成し遂げるために、今生ではこういう体で、こういう親に育てられて、こんなタイミングで困難を投げかけてくださいという、計画書を出すといわれています。それが、いわゆるホロスコープですね」

大段「つまり魂レベルでは、自分でみずからの人生シナリオを決めているということですか?」

まど香「はい。自分で設計した計画書なので、そのとおりに生きるほど、物事が循環して生きやすくなります。反対に、他人の人生を真似して生きてみたり、自分らしさを押し込めたりしている人は、逆風の中を歩くような感じになるので、からだにも変なところに力が入っているんですね。
なのでセッションでは、ヘッドマッサージを中心にしたアーユルヴェーダの施術で体の調整を行って、ホロスコープ(人生の計画書)と、“ラーマーヤナカード”というインドのタロットカードのリーディングで、マインドをリンクさせていきます」

井尾「うわー、気になる! どんなセッションなのか今から楽しみです!」

インド占星術の要素のひとつ「アートマ・カーラカ」は、生年月日や誕生地などをもとに、8つの惑星でクライアントの魂年齢を導き出します。「生まれたての魂」を意味する金星から始まり、「解脱」や「悟り」の魂を意味する太陽で終わる魂年齢から、その人の今生の課題を読み解くことができるのだそう(写真は私のバースチャート)。

インド占星術でわかる「魂年齢」

まど香「早速、おふたりの魂の輪廻転生をバースチャートから拝見しました。井尾さんは、魂の段階が3段階めの“月”。月の人は、今生で学ぶべき課題は、感情と言われています。そして大段さんは、最終の7段階めで太陽です。この段階の方は、自我(エゴ)を捨てて、宇宙とつながる、解脱することが今生の課題です。長老の域というか、もうそういうステージにきていますよ、ということですね」

井尾「大段さんは、たしかに長老的な感じがします! 実年齢は私のほうが上だけど、魂的には先輩感があるというか」

大段「えーっ」

まど香「(笑)。魂年齢は、高い=幸福、若い=不幸という見方ではありません。むしろ魂年齢が高いほど、これまでの輪廻転生で背負っているものが多いだけに、生きづらい人が多いんです。反対に、まだ生まれたての魂や若い魂の人は、自分が楽しむことで周囲に元気や幸せを与える役割。ですから、人生がラクに進むことが多いですね」

大段「なるほど……。それを伺って、ちょっと救われた気がしました。人生で苦労することがあっても、自我を捨てること自体が目的なんだと理解できたら、“なぜ自分ばかり大変なの?”と、被害者意識をもつことも減っていきますよね?」

井尾「たしかに。世の中のトレンドを追いかける楽しさも十分経験してきたけれど、そろそろ自分の人生の目的とか、向かうべき道を知りたいと、みんな感じ始めているのかもしれませんね」

まど香「ですね。サロンの宣伝PRはほとんどしていないのですが、“呼ばれたような気がして来ました”とか、わざわざ仕事を休んで予約される方が少しずつ増えてきています。そういうアンテナが立ったことをキッカケに、自ら前に進もうとする方にこそ、インド占星術を体験していただきたいと思います」

「“本当に転機なんですね“というタイミングでいらっしゃるクライアントが、今は8割以上です」(まど香さん)。施術前&後で、まったく違うエネルギーに切り替わるという、まど香さんのセッションとはいかに? インド占星術・タロット・アーユルヴェーダが融合したセッションについては、実際に施術を受けたふたりが、次回くわしく紹介します!

(つづく)

佐藤まど香さん
アーユルヴェーダセラピスト、サロン「VEDA LANKA」(東京・広尾)オーナー。
アーユルヴェーダのセラピストとして活動するなか、占術家・岩崎由岐子氏のもと、インド占星術、インドのタロットカード「ラーマーヤナガンジーファ」を学ぶ。
体の調整をするアーユルヴェーダと、インド占星術・インドタロットを組み合わせたセッションが、口コミで広がり注目を集めている。
2017年より、「ラーマーヤナカード」の講座、ヒマラヤ山岳民族の手摘みによって収穫された「ヒマラヤ精油を用いたヘッドマッサージ」もスタート。
http://vedalanka.weebly.com

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