富士見ヶ丘運動場で開催していました、 “くらすこと”のひろば ~おかあさんとこども~について

昨年秋、スタートした富士見ヶ丘運動場でのおかあさんとこどもたちの集まり、“くらすこと”のひろば。
お母さんはのんびりゆったりおしゃべりをし、こどもたちは広い芝生を自由に駆け回る。
そんな日だまりみたいなあたたかな場所を作りたいと、やってきました。
「お母さんもこどもたちも、どちらもがストレスを感じることなく、たのしいひとときを過ごしてほしい」
との思いから、空の下で気持ちよく集える場所を拠点にしてきました。

一番寒い季節を越し、やっと今からひろばを再開できる!と思い始めた3月。
そんな矢先の地震でした。
その後の、福島のこどもたちが置かれている状況に対する憤り。
そして東京に住む私たちの日々の生活の変化。
都内も放射性物質の蓄積が大きいところもあり、特に小さな子どもを抱える親たちにとっては、
外遊びもままならない状況が続いています。

計測してこの遊び場が大丈夫だったから、その隣も大丈夫、とは
言いきれないのが放射性物質の拡散です。
目に見えず、こどもたちへのゆくゆくの影響も見えない。
だからこそ、今、小さな子ども連れでの外での集まりを、わざわざ募ることはできない。
そう思いました。

“くらすこと”のひろばで大切にしたかったことは
アトリエでの教室やイベントなど、様々な形でこれからも共有していけたらと思っています。
そして“くらすこと”のひろばという名前は、
「ごはんと暮らし」をテーマにしたKTC中央出版のレーベル、アノニマスタジオさんとの
イベントに引き継ぎ、人が出会い、つながり、分かち合う、
そんな場をこれからもかわらず、提案していきたいと思います。

これからも、たくさんの方々と出会い、共有できる場を
つくっていきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。

楽しむ つながる 分かち合う
“くらすこと”のひろば  at.アノニマスタジオ
のページはこちらです↓

http://www.kurasukoto.com/hiroba/

(2011年6月19日)