1+0/伊藤環さんプロデュース イチタスゼロ

子どもの記憶に残る、家族の器

陶芸家・伊藤環さんプロデュース
1+0(イチタスゼロ)

幼い頃、実家で使っていた懐かしい食器。
その懐かしい食器をみるたび、毎日、家族で囲んでいたその食卓を、あたたかな気持ちとともに、思い出す。子どもが生まれ、離乳食をはじめるにあたり用意した、あなたのはじめての器。お母さんやお父さんと同じごはんが食べられるようになり、使い始めた、ごはん茶碗とチャイルドプレート。得意料理のハンバーグやみんなが大好きなカレーを盛るプレートや家族みんなの分をドンと盛る、大皿。
そんな、毎日の様々なごはんやおかずをおおらかに受け止めてくれる、伊藤環さんが考えた家族の器、「1+0(イチタスゼロ)」。

江戸時代、「陶工」と呼ばれる、日常使いの器を作る名もなき職人が数多くいました。そんなはるか昔の「陶工」のような高い技術をもった職人さんが、日本にはまだまだ活躍していらっしゃいます。
そんな職人さんの技を生かし、ご自身は器作りの作家でもある伊藤環さんが形、全体のコンセプトを考え作り上げられた「1+0(イチタスゼロ)」のシリーズ。
大量生産のプロダクトでは味わえない、手跡を感じる温かさのある器に仕上がっています。
収納を考え、カップもスタッキングができたり、子ども用として使っていた器も、子どもっぽい絵柄のない普遍的なデザインなので、その出番を終えた後は小皿や小鉢として、長く活躍してくれるのもいいですね。

子どもの記憶に残る器として。
あなたの食卓に、加えてみませんか?

「1+0(イチタスゼロ)」は、陶芸家・伊藤環さんがプロデュースするプロダクト。
江戸時代の「陶工」と呼ばれる職人が生んだ良品の魅力を時代を超えて提案する、という試みから生まれました。
機械による量産ではなく、職人がひとつひとつ作り上げた手仕事ならではの温かさが感じられます。

伊藤環
1971年生まれ。
大阪芸術大学卒業後、京都にて山田光氏(走泥社創始)に師事。
信楽 “陶芸の森” にて各国若手作家と競作の後、郷里秋月へ戻り、父 橘日東士氏と共に作陶。
2006年神奈川県三浦市三崎に開窯。
2012年岡山県岡山市に移住。

Photo:Haruki Anami

◎1+0の全ラインナップをすぐにご覧になられたい方はこちらから

◎ここからは1+0のプロダクト一つひとつの魅力についてのご紹介です

シンプルでスタイリッシュなだけじゃない!
ふところ深く、毎日のご飯を受け止めてくれる

どんな食材を乗せてもしっくりとくる、あたたい黄土色。均一そうに見えてそうではない、手のぬくもりを感じるフォルムと思いきった釉掛け。

「和でも洋でも受け止めるふところの深いお皿」がコンセプトのプレートは、一見シンプルでスタイリッシュ。でも、「主張しない個性を持つ器たちの魅力に気づき、使っていくうちに愛着が増していく」と愛用者は言います。

Sサイズは子ども用の器、または大人用の取り皿としてちょうど良く、Mサイズにはサンドイッチやチャーハンを盛ったり、Lサイズは大皿料理や、ワンプレートランチにちょうど良いサイズ。
カレーライスの最後の一粒まで掬えるような、縁に立ち上がりのあるデザインは、型物では難しく、ロクロでは地味ながらも技術的に高度な技が必要なのだとか。

純喫茶で出てきそうなウォーターグラスをイメージし、取っ手を付けたマグ。大小の2サイズ展開です。夫婦、親子でサイズ違いのマイカップを。番茶でもコーヒーでも、何を注いでもほっこりしたティータイムを約束してくれます。食器棚の収納までも考えられたスタッキング仕様も、使い手に寄り添った心遣いが感じられます。

一生ものの学びをあたえ、 食事の自立を促すデザインの子ども器シリーズ

子どもの食器は落として割れたら大変!とプラスチック製のものを選んでしまうおかあさんも多くいらっしゃると思いますが、陶器の器を使うことでの学びは一生もの!

実際に陶器の器を落として、割れた器を見たときの子どもの心情は、あ!器って割れるんだ!こまったな!どうしよう!なのかもしれません。ちょっと気まずい顔を見せます。

学びのチャンス!

器は、落としたり、投げたりすると割れてしまうことを覚え、物を大切に扱うことを学びます。また、器の温かみを感じ、感性を育むことも、陶器が教えてくれます。

離乳食期のお食事タイムは、子どもの機嫌をうかがいながら猫の手も借りたいくらい。チャイルドプレートSサイズは大人の片方の手のひらにおさまる大きさです。
縁が内側に巻き込んでいるから、スプーンで端の方に食材を寄せてそれを簡単にすくい上げることができます。
陶器とは思えないほどとても軽くて、赤ちゃんを抱っこしながらでも、片手で持って食べさせやすい!ご自分の育児体験をもとにして作られたこちらは、忙しいおかあさんの強い味方に!

自分でスプーンを持って食べるようになったら、縁が子どもにもすくいやすいかたちになっているので、食事の自立を促す手助けもしてくれます。

子ども飯碗は、高台が高く見た目にもスタイリッシュ。

優しいお母さんのお乳の色をイメージした、柔らかい色の子ども向けの器ですが、デザインは子供っぽくなく、子どもが成長した後にも、小鉢や小皿として、時代を経て使い続ける思い出の食器に。

リムプレート

スタッキングマグ

チャイルド/ジュニアプレート

子ども飯碗