しっくりとなじんだときが、その器の美しさ
田村文宏

軽やかで力強く、型を使っているかと思えば手の跡もしっかりと残っている。
男性的でもあるし、女性的でもある。
田村さんの器には両極の性質が備わっている感じがしますが
それはホンジュラスとカンボジアにおける作陶指導の経験や、
東南アジアの器への興味といったものが少なからず影響していそうです。
使ってやがてしっくりとなじんだときに、器は完成すると田村さんは言います。
すべてにおいて意識が行き渡ったしっかりした器をつくりたい、と。