布の重なりから生まれる
工藤由美 布仕事展
5月はじめのギャラリー グレープフルーツジュースでは、布作家・工藤由美(くどう よしみ)さんの個展を開催。
色や質感の異なる布たちを、ひと針ずつ丁寧に縫い合わせ、静かなリズムでかたちづくられていく、工藤さんの布仕事。繊細でありながら、どこか力強く、暮らしの中にそっと息づくような存在感があります。
縫い目が描くリズムや、布端の表情さえも、どこか詩のように感じられる。そんな静けさと温もりをたたえた作品が並びます。
今回の展示では、ポシェットやティッシュカバー、コースター、鍋つかみ、エプロンなど、日々の暮らしに寄り添ってくれる布ものたちを届けていただきます。
使う人の手に馴染みながら、少しずつ表情を変えていく—
そんな日常に寄り添う道具としての魅力を、布そのものの美しさと共にお楽しみください。
日時 |
2025年5月3日(土)〜 5月18日(日) |
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場所 |
ギャラリー グレープフルーツジュース |
工藤由美(くどう よしみ)
リネンやコットン、天然染色を施した布を用いて、日々の暮らしに寄り添う布小物やテキスタイル作品を製作。
本場・韓国にてポジャギの伝統技法を学び、小さな端切れも捨てることなく大切に使い切りたいという想いから、布の重なりや透け感、縫い目の美しさを活かした作品を生み出している。
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