本灯社イベント
近藤聡乃『一年前の猫』原画展
アニメーション、漫画、ドローイング、油彩、エッセイなど、多彩な表現を通して国内外で活躍されている漫画家・アーティストの近藤聡乃さん。
2008年よりニューヨークを拠点に活動されている近藤さんが、そこで共に暮らす猫たち(クレオと、その娘ポンズ)との日々を綴ったエッセイ&作品集『一年前の猫』(ナナロク社)が2024年7月に刊行されました。
このたび本灯社では、『一年前の猫』の原画展を開催いたします。
会場では、書籍に収録されているイラストから厳選した原画10点を展示。あわせて、近藤聡乃さんの著作を集めたブックフェアを展開いたします。また、対象書籍をご購入の方への特典として近藤さんの描き下ろしイラストカードもご用意しています。
近藤さんが繊細な線と色彩で描く猫たちには、日常と非日常のあわいにいざなわれるような不思議な魅力があります。原画でご覧いただける貴重な機会となります。ぜひ足をお運びください。
催し | 近藤聡乃『一年前の猫』原画展 |
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会期 | 2025年6月5日(木)〜 6月24日(火) 11:30-18:00 水曜定休 |
会場 |
本灯社 |
問い合わせ | 本灯社 メール:books@kurasukoto.com 電話:092-401-1606 |
◾️著者プロフィール
近藤聡乃|KONDOH akino
1980年千葉県生まれ。2003年多摩美術大グラフィックデザイン学科卒業。アニメーション、マンガ、ドローイング、油彩など多岐に渡る作品を国内外で発表している。文化庁新進芸術家海外留学制度、ポーラ美術振興財団の助成を受け、2008年よりニューヨーク在住。2008年、2冊目のマンガ単行本「いつものはなし」(青林工藝舎)を出版。2010年、アニメーション作品「てんとう虫のおとむらい」ダイジェスト版が、 「YouTube Play. A Biennial of Creative Video」(グッゲンハイムミュージアム、ニューヨーク)においてTop25に選ばれる。2011年、個展「KiyaKiya」(ミヅマアートギャラリー)において、アニメーション「KiyaKiya」を発表。2012年、エッセイ集「不思議というには地味な話」(ナナロク社)を出版。Web文芸誌「MATOGROSSO」でマンガ「ニューヨークで考え中」を隔週連載中。2013年、「近藤聡乃作品集」(ナナロク社)を出版。
公式HP:https://www.akinokondoh.com/jp/
◾️書籍情報
『一年前の猫』 近藤聡乃 著、ナナロク社 刊
『A子さんの恋人』『ニューヨークで考え中』で人気の漫画家・アーティストの近藤聡乃さんが、一緒に暮らす猫たちとの生活を描いたエッセイ7編と、魅力的なイラストを随所に収録した小さな作品集を刊行いたしました。
文庫サイズの上製本に、金の箔押し、巻頭と巻末にはそれぞれ、二つ折り、蛇腹(四つ折り)の別丁扉付き。さらに、特典シールも全ての本にはさみ込み。小箱のような一冊です。(販売価格 税込2,200円)
ニューヨークはもう冬である。
今日の猫たちは一年たったら一年前の猫になる。
来年もたぶん私は猫たちの誕生日を祝うのを忘れてしまうけど、一年前の猫たちの小さな声やあたたかさを忘れることはないだろう。
(『一年前の猫』本文より)