ものをつくる、表現する、あの人に聞いてみました。

あの人のものさし
from ギャラリーグレープフルーツジュース

こころとからだ、食べるもの。
自然とともにあること、宇宙の一部であること。
「わたし自身のものさし」を見つける “くらすこと”

2005年から、そんなテーマのもと活動を続けて18年目を迎えるくらすこと。2023年6月にスタートした「ギャラリー グレープフルーツジュース」では、古今東西で時間をかけて作りあげられたアートや器、洋服などの展示と、生活や生きる上でのヒントになるようなワークショップを企画しています。

ギャラリーを通して出会う、ものを作ったり、表現したり、さまざまな活動をされているみなさんにお尋ねした、大切にされているものや言葉、迷ったときはどうする?など、そのものさしが垣間見えるようなQ&Aのコーナーです。

第16回  米倉 由賀 さん/FRANCESCA AMAM LABEL主宰 

米倉 由賀さん
FRANCESCA AMAM LABEL主宰。両親が縫製工場出身ということもあり小学1年生から服屋を目標にかかげる。服飾専門学校を卒業後、パタンナー、販売員、またその他様々なジャンルの職業に就き、2005年から活動開始。現在、自社ブランドの運営をしながらパティシエの娘との活動の為にスターバックスに入社し珈琲を学んでいる。
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▷展示情報 
FRANCESCA AMAM LABEL 受注会

2023年10月20日- 28日開催
at ギャラリーグレープフルーツジュース

Q 1

お気に入りの道具や愛用品を教えてください。

A. 大量のペンや鉛筆たち

絵を描くことが好きで旅する度に旅先でペンを買っています。
色がでなくてもデザインがかわいくて捨てられないものもあります。

Q 2

「この本はずっと本棚に置いておきたい」と思う
お気に入りの本を教えてください。

A. 『うたかた/サンクチュアリ』(吉本ばなな著 新潮文庫)

自分の感性をどの方向で収めるべきか悩んでいた頃に出会った吉本ばななさん。
全てを肯定されたように感じ気持ちが楽になったのを覚えています。
今でもたまに読みたくなる大切なはじまりの本です。

Q 3

迷ったときや選択をしなければならないとき、
どのようにして決めていますか?

一番信頼している家族に相談します。自分の考えだけで動かないようにしています。

私は落ち込みやすく偏った考え方の持ち主で妹の意見が必要になります。
特に妹は常に中立した立場から、俯瞰で見てくれるのでとても頼りにしています。
その考えを自分の中に取り込み中和させ、そこから答えを導きます。

Q 4

日々をご機嫌で過ごすために
心がけていることを教えてください。

先述の通り落ち込みやすい性質なので自分が楽しめることを何個も仕掛けておきます。

ボクシングや陶芸、カリグラフィー、着付け、サントリー1万人の第九や旅行、稲川淳二さんの怪談ライブなど。
イレギュラーに突っ込めるものや、長期楽しみに待てるものなどランダムに仕掛けておきます。
自分にサプライズを仕掛けることで、日々を楽しめワクワクしながら暮らしています。