
イライラって、お母さんからの相談ですごく多いので伝えておくと、イライラするひとは怒らないで済んでるってことをお伝えしてます。
怒るエネルギーの方がものすごく疲れるんですね。怒らされてるっていうこともあるし、怒りが収まらない、腹が立つっていうことは体力的にすごく疲れるんです。そういう意味では、男性の方が怒りやすいですね。反射的に、パッて。その分、イライラはあんまりないんです。
でも女性の場合は怒ることよりもイライラで怒りを抑えるということがちゃんと起きてる。お子さんを育てる性としてそういうふうにできているからです。怒らなくてもいい仕組みがイライラなので、「わたしは平和活動をやっているのだ〜」と、まずは自覚してもらうということが最初です(笑)。
(笑)
女性の体の特性として、「わたしは怒らなくていい体として生まれてるんだな」ということをまずは受け入れてください。その上で、「すぐにカチンときて」って書いてあります。カチンとくることっていろいろありますね。だからよかったら、カチンっていう速度を観察しておくといいですね。
わたしはもともとすごく気が短いんですね。だからこのカチンっていうのもよくわかります。それどころか、カチンの「カ」の前で「あぁっ!!」てなっちゃうんです(笑)。それをどうやってイライラまで持っていかないようにするかと言ったら、自分の問題で相手の問題じゃないっていうこと。イライラの原因は相手のせいじゃないんです。
イライラするのは自分の体の働きの問題だっていうのが次。そうすると「イライラの癖」って書いてるけど、癖じゃないってことですね。イライラ状態がずっと続いている体調の問題で、じゃあ、そのイライラしてる体調は自分ではわからないから、いろんなひとに聞いてもらうといいかなと思います。
じゃあ、イライラについてみんなで共有しましたので、実際のやり方としてはですね。イライラしているのが続いている場合は、肝臓と関係あることが多いです。つまり、みなさんにいつも言ってますから、もうおわかりかもしれませんがーー甘いものでございます(笑)。
疲れているとイライラが増幅しますし、余計に甘いものがほしくなります。イライラがなかなか収まらない場合は、一旦、糖分を一切やめる。コーヒーとかお醤油の中にも保存料として使われていて、知らずに糖分を取ってることも多いです。なので、甘いものを3日ぐらいはやめる。「えぇ、3日も?!」って声が聞こえてきそうだけれど、甘いものをお休みしていただくだけでもちょっと体が楽になります。
イライラは生理的な問題であって、性格じゃないってことをここでお伝えしました。やれることはあるということですね。イライラしてお子さんに当たって、落ち込んでしまうのも同じ理由だから、怒ってしまったらこどもには謝ってください。でも、「自分の体調だな」と思ったら、体調の方を大事にして、お休みの仕方とかお仕事の仕方を考えてあげるといいかなと思います。
