植物の力を、お手当や日々のケアに。
かわしまようこさんに教えてもらった
「REAL PLANTS」のいろんな活用法
植物研究家のかわしまようこさんが『身近な自然の素晴らしさを伝えたい。』という想いからはじめた、雑草由来のプロダクト「REAL PLANTS」。
「REAL PLANTS」が雑草に注目する理由の一つが、「ここで生きる」と決めて根を下ろした彼らの生命力の素晴らしさ。伸び伸びと生きる植物の力を受けとって作られたプロダクトは、今ではたくさんの方の手に渡り、いろんな効果を発揮しているそう。
「お客さまがこんなふうに使ってみたらよかった! と感想を教えてくださるんです。試してみると、なるほどと思う植物の活かし方がいろいろあって。」と嬉しそうに話すかわしまさん。
こんな風に使ったらよかった! という愛用者の声とかわしまさんオススメの使い方をあわせてご紹介いたします。
写真:穴見春樹
かわしま ようこ | 作家・植物研究家
2000年「花だな」と思い、雑草の活動を始める。廃品に飾った草や「あしもとの花」の写真を展覧会で発表することから始め、現在は、草を摘みながら、こころと体に向き合うリトリートを開催。屋久島、小笠原などの日本の島々や、フィンドホーンやブラジルのアマゾンなどを訪ね、植物を生かす感覚を研究。2022年「REAL PLANTS」をスタート。著書に『ありのまま生きる』(リンカランブックス)など。沖縄在住。
フィラファオイル
世界中のほとんどの大陸に分布する、オオバコ。沖縄では“フィラファグサ”と呼ばれ、古くからさまざまな使われ方で、わたしたちを助けてきた植物です。
フィラファオイルは、1本ずつ手摘みしたオオバコの成分を未精製ホホバオイルに抽出し、沖縄の薬草、長命草の種のエキスとかけ合わせて作られています。清涼感のある香りで、こころと体をリラックス。皮膚を守るオオバコの力と、植物の優しさを体感できる、沖縄生まれのサポートオイルです。
◯ オオバコ オオバコ科/多年草
動物の足に種をつけて運ばせる特徴があり、駐車場や公園など、ひとに踏まれるところに自生する植物。踏まれても生きていけるように、葉や茎にはしなやかさがあり、丈夫な葉脈があります。
1.体に溜まりすぎた余分な熱を冷ます、清熱作用や鎮咳作用
オオバコは、古くから、咳や痰に効く薬草としてお茶に煎じて飲まれたり、虫さされや皮膚炎の治療として使われたりと、私たちの体を助けてきた歴史があります。沖縄では、虫刺されや火傷、湿疹など、皮膚のケアに使われていたそうです。
定番の使い方。気持ちをリフレッシュしたいとき
フィラファオイルを首元やこめかみ、手首などに塗ることで、気持ちがリフレッシュして、頭痛や肩こりが和らいだりします。
ボタンボウフウエキス、ラベンダー油、ユーカリプタス油を配合したオイルは、植物そのものの優しさを感じられる香り。清涼感のある香りで、体を緩めてくれます。
オオバコの力で、肌を癒したいとき
ヨーロッパでは、オオバコが虫刺されに良いとされている話を思い出し、インスピレーションのままオイルを作ると、蚊に刺された時のかゆみが落ち着きました。
フィラファオイルを作ったとき、まるで試してと言わんばかりに痛い思いをすることが続きました。例えば、鉄のフライパンを足に落としたり、天ぷらで火傷したり、アシナガバチに刺されたり。屋久島の森で、手足をヒルに吸われたことも!どれもきつい経験でしたが、そんなときにフィラファオイルを塗ったら、痛みが落ち着いて助けられたのです。
「オオバコの力って、やっぱりすごい!」お客さまからもいろんな声をいただいて、より確信しています。日焼けで肌がほてったり、湿疹が治らない方から、フィラファオイルを塗ることで皮膚を守り、回復へ導かれたという嬉しい声もいただいています。
ヨモギソルト
古くから日本に自生するヨモギは、体を温める作用や殺菌作用があるといわれ、よもぎ蒸しやお灸のもぐさなど、わたしたちの体を整える万能薬として使われてきました。
そんなヨモギの魅力を日常に取り入れやすいように、ヨモギ成分を特殊な工程で、時間をかけてぎゅっと塩に浸透させたのが、REAL PLANTSオリジナルのヨモギソルトです。
◯ヨモギ キク科/多年草
空き地や河原などの日当たりのよいところに自生。秋には茶褐色の小さな花が咲く。香りには思考をゆるめる働きがあり、リラックス効果が期待される。ヨモギの力はもぐさや草餅、端午の節句などに用いられる。
1.溜まった”疲れ”や”気”を一掃する浄化作用
邪気を祓い清める力があるとされ、世界各地で大切にされてきた植物です。疲れが溜まっている時、ヨモギソルトで全身マッサージをするとスッキリして、元気を取り戻し仕事が楽しくできた!という声も届いています。ヨモギの浄化力で本来の力が蘇ります。
2.傷のお手当に欠かせない、凝血作用、殺菌作用、皮膚の修復作用
ヨモギには、ケガをしたときに役立つ、凝血作用、殺菌作用、皮膚の修復作用があります。ヨモギソルトを入れたお風呂に入ったお客さまから、あせもや湿疹の悩みが改善したという声もいただいています。お客さまの嬉しい声を聞く度に、ヨモギの凄さを実感します。
思考をスッキリさせたいとき
ティースプーン1杯のヨモギソルトを頭頂にのせて、 頭皮に馴染むように指先でくるくるマッサージしながら全体に広げます。ソルトを溶かしながら優しくマッサージするのがポイント。5分ほど置いて、きれいに洗い流します。
洗浄力の強い液体シャンプーは、わたしたちに必要な油分まで落としてしまいます。 ヨモギソルトはミネラルと保湿成分の高いヨモギの力で、経皮毒の心配もなく、必要な油分を残したまま汚れを落としてくれるんです。
ヨモギの浄化作用で、洗い流した後は、なんだか思考までスッキリ。悩みがちだった方から、毎日ヨモギソルトで頭皮洗浄をするようになって、モヤモヤが軽くなり、自分のやりたいことを行動に移せるようになったという嬉しい声もいただきました。ヨモギの浄化力は、思考や気持ちといった見えない部分もスッキリ整え、本来の力を取り戻すサポートをしてくれます。
身体の芯から温まりたいとき
お風呂にソルトを入れて浸かると、ホカホカします。半身浴は大さじ1杯、全身浴は大さじ2杯を目安に入浴してみてください。桶にティースプーン1杯ぐらいヨモギソルト入れて、手浴や足浴にもいいですよ。
風邪をひきそうな時、ヨモギソルト入りのお風呂に浸かることで体が温まり、体調が回復したという声も。 また、身体にヨモギソルトを擦り込んで、洗い流さずそのままお風呂に浸かると、ヨモギの温める力で、ほかほか感を感じやすくなります。
疲れている時は、濡らしたボディに、ティースプーン1〜2杯のヨモギソルトをゆっくりと馴染ませながらマッサージしてみましょう。気持ちが落ち込んでいる時は、胸やお腹を。頑張っているときは首や肩、腰回りを丁寧にするといいですよ。
食材と合わせてヨモギソルトを楽しみたいとき
ヨモギソルトは、野菜や果物、蒸し野菜やおにぎりなど、何かに付けていただくと、素材の美味しさをより引き立ててくれます。リラックス効果のあるヨモギの香りも楽みながら召し上がってください。
特におすすめは、ほんの少しのソルトをりんごに付けて。オリーブオイルに合わせてパンに付けても美味しいです。いろんな素材と合わせて、お気に入りの食べ方を見つけてみてください。
口の中をさっぱりしたいとき
歯ブラシにヨモギソルトをちょんとつけて、歯茎マッサージしながら歯磨きするのもおすすめ。ヨモギの殺菌作用で口の中がさっぱりして、使い心地も好評。飲み込んでも大丈夫なので安心です。
元気に過ごしたい時は、ひとつまみ。
疲れた時や暑さが続く時には、ひとつまみ舐めてみてください。ヨモギと塩のミネラルの力で元気が出てきます。外出時や旅先に持って行くと、いろんな場面で心強い味方になってくれます。
・体感には個人差があります。