モデルKazumiのライフスタイル通信
私の好きな、服のこと、くらしのこと 第8回

木枯らしも楽しくなる、
冬のさし色レッスン。

写真 山田圭
構成・文 松本あかね
ヘアメイク 尼田留莉華

寒い日が続くと、おしゃれよりつい防寒重視。色合いも、気づけばダークトーンばかり、なんてことありませんか。春は待ち遠しいけれど、この季節ならではの装いももっと楽しみたい。そんなとき、コーディネートの新しいきっかけをくれるのが、いつもの黒やネイビーに、それからデニムやコートにも、ぱっと明るい色のアイテムを“さして”みること。

そこで今日は、Kazumiさんにさし色レッスンをお願いしました。
「さし色といえば、やっぱり赤がさしやすいと思います」。
Kazumiさん自身、赤をコーディネートに取り入れることが多いとか。
「冬はコーディネートが暗くなりがちだけれど、そういうときこそ赤の出番。意外と何にでも合うんですよ。私の場合は定番カラーのネイビーや、去年の冬に買ったお気に入りのトレンチコートに赤いマフラーを巻いてみたり」。

真っ赤はちょっと、という人も落ち着いた朱色や濃いめのピンクなど、色味のヴァリエーションを広げてみると取り入れやすそうです。なじみのない色も、ソックスやマフラーなど小物で少し勇気を出してみて。いつものモノトーンやデニムのコーディネートが生き生きとして、いつのまにか心もひきたってくるのに気づくはず。

はじめの一歩、
デニム+カーマイン・レッド

「今シーズンは赤が流行っているのかな?」
春夏の展示会では、いたる所で赤いワンピースをみかけたというKazumiさん。赤いワンピースといえば、Kazumiさん愛用のワードローブでもありますが、いわく「誘惑に負けまいと・・・今持っているものとかぶってしまうから」。購入は控えたものの、“赤をさす”コーディネートがトレンドだと思う、ときっぱり。
「さし色といっても、青、緑、黄色のようにぱきっとした色は、難しいという人もありますよね。まずは赤から始めてみることをおすすめします」 。
第一レッスンはソックスから。ベースのコーディネートはデニム、ボーダー、トレンチコート。足元をロールアップして暖かな太陽の色を覗かせます。定番コーディネートがぐっと季節を感じさせる着こなしに。

トップス/agnes b. (私物)
コート/Traditional Weatherwear(私物)
ボトム/YAECA ユーズドウォッシュデニム ワイドテーパード
ソックス/KIMURA` メリノウール リブソックス レッド
靴/Dansko Professional Oiled black

新鮮!
ネイビー+ショッキング・ピンク

「よく“ネイビー顏”と言われます」。
似合うね、と言われているうちに着る機会が増え、結果、クローゼットにはネイビーのものがいっぱいだとか。
「黒より相性がいいみたい。顔の色素と合っているのかな?」
本日のオールネイビー・コーディネートにさしてみせてくれたのは、鮮やかなショッキングピンク。これまでは赤いマフラーを合わせていたけれど、セールでみつけたこのマフラーをしてみたら、なんとも新鮮な色合わせ! 
「ピンクってあまり持っていなかったけれど、濃いピンクなら甘くなりすぎず、大人の雰囲気になるんだな、と発見でした」
Kazumiさんが教えてくれた“おとなピンク”の可能性、追いかけてみたくなりました。

マフラー/MANTAS EZCARAY
コート/mizuiroind
ニット/JOURNAL STANDARD
スカート/near nippon
靴/church’s
ベレー帽/CA4LA
(すべて私物)

指先にのせる、
ヴィヴィッド・ピンク

コートを脱いで、手袋を外す。そんなとき、ふと視線が留まるのは、個性的なカラーをのせた指先かもしれません。Kazumiさんが毎シーズンチェックしている『THREE』のネイルポリッシュ。春夏の新色から選んでくれたのは、「LAY,LADY,LAY 」という素敵なネーミングのピンク系カラー。
「ネイルはプライベートでもよくしています。さし色にするならピンク、黄色、水色など明るい色がおすすめ。夏ならはっきりした色合いを選ぶけれど、冬はちょっとくすんだトーンの方が、服に合わせやすいと思います」。
メークやネイル、肌に直接カラーをのせるコスメも、じつは重要なさし色アイテム。モノトーンのニットも、つめ先のおしゃれでつやっぽくひきたちます。

ニット/JOURNAL STANDARD (私物)

つめに優しい『THREE』。さし色に使いたい3色

植物性のオイル配合、酸素透過性が高く、Kazumiさんらしいエシカルなチョイス。乾くのが早く、刷毛も塗りやすいと評判。ピンクと水色は春夏の新色。
左から「FREE YOUR MIND」、「LAY, LADY, LAY」、「WARRIOR PRINCESS」(『THREE』)

最近は寒いからなのか、朝起きるといつの間にかぴとーっと身体をくっつけて横で寝ているカブキ。グーグーブーブーとイビキをかいたり寝言?を言うこともしばしば。
横で寝ている分には可愛いけれど気づいたらお腹の上で寝ていたり(最近岩に押しつぶされる夢をみるのはこのせい・・?)
私の顔に顎を置いてくつろいだりと毎日やりたい放題です。
そんな我が家の気まま犬は今日もこの日記を書いている横で、お腹を全開にして爆睡しています。

Photo:Fuminari Yoshitsugu

Kazumi
様々な雑誌やTVCM、広告等で活躍するモデル。 モード系からナチュラル系の着こなしにも定評があり着回しコーディネートにファン多数。WEARのフォロワーは47万人、インスタグラムのフォロワーは2万4000人!Gunn’s所属。
Kazumi:http://gunns.jp/model/kazumi
WEAR:wear.jp/kazumi0728/
instagram:www.instagram.com/kazumi0728/

この一着でコーディネートがきまる!

UNIVERSAL TISSU ハーフスリーブ3Dオールインワン

この深さがちょうどいい。佇まいのいいフライパン

野鍛冶やまご ちょっと深めの鉄フライパン

くらすこと × pot and tea

肩掛けワンハンドルトート

「使いたい時だけ」が便利!コンパクトなキッチンにも◯

すっきり暮らす水切かご

梅雨特集

しとしとを愉しむ、くらすことの梅雨支度

今季は「トマト」「ライトグレージュ」色が新登場!

くらすこと さらっとなめらかリネンソックス

涼やかに、わたしらしく。

夏に着たいお洋服を集めました。

夏の定番アイテムが一新、楽ちんTシャツ

くらすこと ドルマンスリーブ カットソー

春夏の定番になってくれる満点ボトム

くらすこと リネンコットンパンツ

眠る前にシュッとひとふき、眠りモードへスイッチON

Nature is me 入眠スイッチミスト

シルクで足元を温め、夏の体調管理を

くらすこと シルクのレッグウォーマー

つけてないみたいに軽くてふわふわ

くらすこと シルクコットンのうすふわ腹巻

ここちよく、いとおしい、肌にやさしい自然素材から生まれる布製品

atelier Une place (アトリエユヌプラス)

使って、眺めて、わたしの台所時間をより豊かに。

くらすことの生活道具 木蓋の入れもの

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