モデルKazumiのライフスタイル通信
私の好きな、服のこと、くらしのこと 第11回

Kazumi流おやつ時間
〜和のお菓子と器のスタイリング

構成・文 松本あかね

北海道から沖縄まで、撮影で日本中を訪れるKazumiさんは、その土地のおいしいものを見つける名人でもあります。中でも最近は和菓子が気になっているのだとか。
「四季をきゅっと閉じ込めたみたいな生菓子は見た目も楽しめますし、その土地に伝わるお菓子にかわいらしいものがあったりするんです」 味もさることながら、ビジュアルのおもしろさも、和のお菓子の楽しみ方のひとつのようです。

そして最近はもう一つ、出張中のミッション(?)が増えたのだそう。「せっかく地方へ行く機会が多いのだから、その土地の思い出になる器を探すようになりました」。
そして家に帰ってきたら、さっそく器を使っておやつの時間。面白いのは、器のスタイリングによって、皆でわいわいつまみたくなったり、きちんとお茶を淹れたくなったり。いろいろなおやつ時間のスタイルが生まれること。

忙しい日々の中でも、1日の一コマをこんなふうに遊んでみる。そんな暮らしの楽しみ方を、 Kazumiさんのおやつ時間から教えてもらいましょう。

Kazumiさんが見つけた和のおやつと器の組み合わせを、ご自身のスタイリングでご紹介します。

沖縄・大嶺工房のターコイズブルーのお皿 × 新潟・瑞花のうす揚(えび味)
先日、撮影で沖縄へ行きました。そのときに立ち寄った読谷村の「やちむんの里」で買い求めたお皿。大嶺工房はご主人と三人の息子さんによる家族運営の窯元。沖縄の海の色のようなブルーは「ペルシャ釉」という釉薬から生まれるものだそうです。

瑞花のうす揚は軽い口当たりで、食べ出すと止まらなくて、ついつい食べ過ぎてしまいます。米処、新潟でおかき、あられといったらここ、と名前の挙がることの多い有名店です。こわれやすい形のため通販はないそうですが、県外では銀座、二子玉川の直営店などで買うことができます。

広島・尾道で出会った器 × 大阪・一心堂のフルーツ大福
仕事で地方に行くことが多いのですが、せっかくなので最近は何か記憶と記録に残るものを、とその土地の器を買ってくるようになりました。シックな風合いのお皿は、広島の尾道へ行ったとき、life:styleという海のそばのショップで買ったもの。ここはお隣の立花食堂というカフェも人気です。

フルーツ大福は、大阪で撮影があったときに買いました。一心堂は季節の果物が丸ごと入った大福で有名。いちご、みかん、キウイフルーツのほかに、メロン、ぶどう、ラ・フランスなどたくさんの種類があります。ジューシーなフルーツを柔らかいお餅で包んだ新しい味。今度は何が買えるかな。

イイホシユミコさんのtoriプレート(マスタード) × 香川のおいり
一時期、イイホシさんの器にハマって集めていました。人気のtoriプレートはその名の通り鳥の形をしていますが、使ってみるとどんなものを載せても合うのが発見でした。おやつの時間によく登場しています。

おいりは香川県の伝統的なお菓子で、結婚式などお祝い事のときによく食べられるのだそうです。ピンク、黄色、水色とカラフルな見た目も、おめでたい感じでかわいい。口の中ですぐ溶けてなくなる食感がクセになります。
たくさん口に頬張ると幸せな気持ちになります。

花と葉がモチーフの菓子皿 × 八丁堀・翠江堂の季節の練り切り
翠江堂の和菓子は好きでよく買います。中でも大粒いちごの入ったいちご大福は絶品ですが、今ちょうどシーズンなのと人気が高すぎて買えず、、、
こちらの季節の練り切りも可愛くて、ついつい買ってしまうもののひとつ。写真は秋のものですが、柿と栗。菊の花と柏の葉を形どったようなお皿に置いてみたら、自然をモチーフにしたもの同士、好相性。こうしてひとつの世界観の出来上がるところが、和菓子や器のおもしろさだと思います。

菓子皿はJUNIOさんという北海道・余市で作陶するユニットのもの。「和菓子に合うお皿をみつけた!」と感動した思い出のお皿です。

Kazumiのお買い物日記

少しずつ春の気配を感じるこの頃。
お店にも春ものが並び始め、心はすっかり春のおしゃれに跳んでいます。
とはいえ、昼間は暖かくても夜はまだまだ寒いので、小物から春を楽しむことに。

まだ少し早いかなと思いつつ、先日かごバッグデビューしました。くらすことでも取り扱いのある「MUUN(ムーニュ)」のもので、スクウェア型のかごにストライプ柄の風呂敷バッグがついています。
ポイントは、布が使われている部分の多いこと。おかげで見た目が涼しげになりすぎず、この時期でも持ちやすいのです。これから季節をまたいで長く使える予感がしています。

前回の連載「Kazumiさんとみつける春の定番アイテム」でセレクトしたかごバッグもとても使いやすそうなので、2個目のかごバッグにと狙っています!

Photo:Fuminari Yoshitsugu

Kazumi
様々な雑誌やTVCM、広告等で活躍するモデル。 モード系からナチュラル系の着こなしにも定評があり着回しコーディネートにファン多数。WEARのフォロワーは50万人突破!Gunn’s所属。
Kazumi:http://gunns.jp/model/kazumi
WEAR:wear.jp/kazumi0728/
instagram:www.instagram.com/kazumi0728/

この一着でコーディネートがきまる!

UNIVERSAL TISSU ハーフスリーブ3Dオールインワン

この深さがちょうどいい。佇まいのいいフライパン

野鍛冶やまご ちょっと深めの鉄フライパン

くらすこと × pot and tea

肩掛けワンハンドルトート

「使いたい時だけ」が便利!コンパクトなキッチンにも◯

すっきり暮らす水切かご

梅雨特集

しとしとを愉しむ、くらすことの梅雨支度

今季は「トマト」「ライトグレージュ」色が新登場!

くらすこと さらっとなめらかリネンソックス

涼やかに、わたしらしく。

夏に着たいお洋服を集めました。

夏の定番アイテムが一新、楽ちんTシャツ

くらすこと ドルマンスリーブ カットソー

春夏の定番になってくれる満点ボトム

くらすこと リネンコットンパンツ

眠る前にシュッとひとふき、眠りモードへスイッチON

Nature is me 入眠スイッチミスト

シルクで足元を温め、夏の体調管理を

くらすこと シルクのレッグウォーマー

つけてないみたいに軽くてふわふわ

くらすこと シルクコットンのうすふわ腹巻

ここちよく、いとおしい、肌にやさしい自然素材から生まれる布製品

atelier Une place (アトリエユヌプラス)

使って、眺めて、わたしの台所時間をより豊かに。

くらすことの生活道具 木蓋の入れもの

「小さな森 イスキア」を訪ねて 2. おむすび

佐藤初女さんのおむすびが教えてくれたこと

生きるさまざまをからだ、整体を通して捉えなおす

川﨑智子さんと整体のお話と対話の集い〈Q&A編〉