モデルKazumiのライフスタイル通信
私の好きな、服のこと、くらしのこと 第13回

Kazumiさんと行く、初夏のお散歩
〜注目の東東京、蔵前へ

構成・文 松本あかね

新緑と爽やかな風が心地いい季節。週末、家にいるのがもったいないと感じたら、いつもの行動範囲からちょっと足を伸ばして、お散歩に出かけてみませんか。

あるとき、「東京には、まだ知らないところがいっぱいある」と気が付いたというKazumiさん。以来、「どこが面白いかな?」とあちこち出かけるようになり、今はといえば、すっかり東東京の魅力にはまっているそう。よく行くのは日本橋、人形町、門前仲町。「商店街があったり、古い建物があったり、レトロな街が好きなのかもしれません」。

中でもおしゃれっぽさで注目しているのが蔵前。もともと職人が多く住み、日本のクラフトマンシップを象徴するといわれるエリアでしたが、クリエイターや小さな起業家の手で新しい感性のショップが次々オープンしています。そんな気になる蔵前をKazumiさんといっしょに巡ったのが今回のお散歩コース。こだわりの文房具店を皮切りに、お気に入りのセレクトショップ、話題のチョコレートショップでひと休みしたら隅田川を眺め、最後はお花を買って帰る。のんびり回れるおすすめルートを紹介してもらいました。

カキモリ 蔵前
東京都台東区蔵前4-20-12 ☎︎03-3864-3898
12:00〜19:00(土日祝11:00〜)
月休(祝日の場合は営業)

「まずはカキモリさんで地図をゲットします」。
とKazumiさんが入ったのは、大勢の人があれこれ品定めしている文房具屋さん。
表紙や紙を選ぶとその場で製本してくれるノートのオーダーや、色をブレンドして作るオリジナルカラーのインクが人気です。手紙を書く機会もすっかり減ってしまった昨今だけれど、Kazumiさん曰く、ここには「文字を率先して書きたくなるペンやお手紙用品がぎっしり」なのだとか。「吟味された文具はどれも使いやすくて、特にペンは書き心地の良いものばかり。達筆に見えるので、字が上手になったような気がして嬉しくなります」。

こちらでいただけるオリジナルの地図は、大判のハトロン紙にグリーンがかったブルーのインクで印刷されています。浅草から馬喰街、御徒町まで、台東区の南西エリアを網羅しており、「蔵前やその周辺の街をもっと知ってもらえれば」という心のこもったもの。十数版を重ねる人気もうなずけます。これさえあれば百人力。いざ探検に出発!

NOCE(ノーチェ)浅草蔵前店
東京都台東区蔵前4丁目30-7タイガービル1F ☎︎03-5825-1688
11:00〜20:00 不定休

カキモリから数軒先、同じ通り沿いにあるレトロな佇まいのビルディング。戦前の近代建築が多く残る蔵前でも最も古いといわれる、昭和9年築のタイガービルです。行先は1階に入っている家具屋さんのNOCE。こちらで実際家具を購入したこともあるというKazumiさん。「北欧などヨーロッパスタイルのオリジナル家具が所狭しと並んでいて、見応え十分。価格もリーズナブルで、掘り出しものはないかと探しているとあっという間に時間がたってしまいます」。

SUNNY CLOUDY RAINY
東京都台東区蔵前4-20-8東京貴金属会館2F ☎︎03-6240-9779
12:00〜18:00 不定休

Kazumiさんが蔵前へ通うきっかけとなったのがこちらのお店。「蔵前へ来たら外せません」といそいそビルの2階へ。やさしい白を基調とした店内には、上質な素材を使い、ゆったりとしながらエッジが効いたデザインのお洋服、アクセサリー、そして雑貨やジャムやお茶まで、オーナーの秋山さんがセレクトしたこだわりの品が並んでいます。「秋山さんのセンスを感じさせる素敵なものたちがぎゅっと詰め込まれたお店。居心地がよくて、ついつい長居してしまいます」。

ダンデライオン・チョコレート ファクトリー&カフェ蔵前
東京都台東区蔵前4-14-6 ☎︎03-5833-7270
10:00〜20:00(L.O.19:30) 不定休

サンフランシスコから来た“Bean to Bar”のチョコレート屋さんは、いつもお客さんでいっぱい。ファクトリー&カフェ蔵前店はなんと海外初出店舗だとか。「シングルオリジンのカカオ豆ときび砂糖だけで作られた甘すぎない大人の味で、ちょっとしたプレゼントにも喜ばれます。パッケージもおしゃれで、今年のバレンタインデーはこちらで購入しました」。1階のファクトリーでは、カカオ豆からチョコレートになるまでのプロセスを見ることができます。
チョコレートドリンクをテイクアウトしたら、再びお散歩へ。

結わえる本店
東京都台東区蔵前2丁目14-14
11:30〜14:30(L.O.14:00)
17:30〜23:00(L.O.22:30) 土祝は17:00〜22:00(L.O.21:30) 日休

しっかり歩いた日のランチには、食べ応えのある玄米定食がぴったり。こちらは圧力釜で炊いた玄米を三日ほどジャーで保温して作る、もちもちの「寝かせ玄米」が評判。週末は開店前から行列ができるほど。「古いビルの1階にあるおしゃれなご飯屋さん。日替わりの肉、魚の主菜とおばんざいから選ぶ、セルフスタイルの定食がいただけます」。これに具沢山の特製汁もつきます。夜は純米酒をはじめ国産のクラフトビール、ワインなどが楽しめる「酒場」に。

ex.flower & laboratory KURAMAE
東京都墨田区東駒形1-1-9 ☎︎050-5309-8519
12:00〜19:00 月休

お腹がいっぱいになったら、ぶらぶら厩橋を渡って、隅田川そばにあるお花屋さんへ。元倉庫を改装した建物で、こんな所に!? と最初はびっくりしたそう。「素敵なディスプレイが目に留まって、お花屋さんなんだ、と。普通のお店ではみかけない品種や微妙な色合いのお花に見入ってしまいます」。同じフロアにはカフェ&ギャラリーも。「お花に囲まれて、すごく癒される空間です」。
ゆっくりお茶をいただいたら、お花を買ってそろそろ帰りましょうか。

「ここへ来ると、渋谷や原宿、代官山と違って、なつかしさに浸れるかんじがします」とKazumiさんが言うように、落ち着いた気取らない雰囲気が東東京の魅力。
春の新生活のスタートから頑張ってきた人も、肩の力をちょっと抜いて、いつもと違う街を歩き、新しいお店を覗いてみてはいかが? そんな休日の過ごし方が、また明日からの英気を養ってくれそうです。

連休も明け、あっという間に今年も折り返しにさしかっていることに驚きを隠せない今日この頃。ゴールデンウィークは、カブキを連れて奈良に帰省をしていました。
カブキを連れて帰るのは4度目。お正月の際には、新幹線の2時間半をほぼゲージの中で暴れ倒されたのがトラウマに。一抹の不安がよぎりましたが、今回は一度も鳴かずに帰省出来ました。
今月で一歳半。カブキもカブキなりに大人の階段を登っているのかと思うと、少しおセンチになりつつも嬉しい気持ちになったのでした。

Photo:Fuminari Yoshitsugu

Kazumi
様々な雑誌やTVCM、広告等で活躍するモデル。 モード系からナチュラル系の着こなしにも定評があり着回しコーディネートにファン多数。WEARのフォロワーは50万人突破!Gunn’s所属。
Kazumi:http://gunns.jp/model/kazumi
WEAR:wear.jp/kazumi0728/
instagram:www.instagram.com/kazumi0728/

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UNIVERSAL TISSU ハーフスリーブ3Dオールインワン

この深さがちょうどいい。佇まいのいいフライパン

野鍛冶やまご ちょっと深めの鉄フライパン

くらすこと × pot and tea

肩掛けワンハンドルトート

「使いたい時だけ」が便利!コンパクトなキッチンにも◯

すっきり暮らす水切かご

梅雨特集

しとしとを愉しむ、くらすことの梅雨支度

今季は「トマト」「ライトグレージュ」色が新登場!

くらすこと さらっとなめらかリネンソックス

涼やかに、わたしらしく。

夏に着たいお洋服を集めました。

夏の定番アイテムが一新、楽ちんTシャツ

くらすこと ドルマンスリーブ カットソー

春夏の定番になってくれる満点ボトム

くらすこと リネンコットンパンツ

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Nature is me 入眠スイッチミスト

シルクで足元を温め、夏の体調管理を

くらすこと シルクのレッグウォーマー

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くらすこと シルクコットンのうすふわ腹巻

ここちよく、いとおしい、肌にやさしい自然素材から生まれる布製品

atelier Une place (アトリエユヌプラス)

使って、眺めて、わたしの台所時間をより豊かに。

くらすことの生活道具 木蓋の入れもの

「小さな森 イスキア」を訪ねて 2. おむすび

佐藤初女さんのおむすびが教えてくれたこと

生きるさまざまをからだ、整体を通して捉えなおす

川﨑智子さんと整体のお話と対話の集い〈Q&A編〉