第1回 木を見て、気を感じてみよう

お話:松田恵美子
イラスト:阿部伸二(カレラ)

土に張った根からエネルギーをたっぷりと吸い上げ、空に向かって成長する樹々は、エネルギーの向かう方向がわかりやすい存在です。なかでも竹は、ひと晩に1メートル以上も伸びることがあるほど強い生命力をもっています。また、なかが空洞になっているために、エネルギーの流れがわかりやすい植物です。エネルギーの流れがわかりやすいということは、「気」の感覚をつかみやすい、と言い換えることもできます。
竹林といわずとも、身近に竹の生えている場所があれば、ぜひ行ってみてください。竹の勢いを借りて、「気」を感じてみましょう。自然界の「気」と自分の「気」をどうつきあわせていくかを知る、ひとつの手がかりをご紹介します。

竹の根元から伸びていく枝の方向、つまり下から上へと、竹に視線を這わせてみましょう。あなた自身の身体も下から上に、ぐんぐんと、あるいはスーッと、伸びている感覚がありませんか? 「順」の勢いです。もしわかりづらかったら、呼吸を使ってみましょう。息とともにエネルギーは動きます。いったん息を軽く吐いた後、吸う息とともに竹の下から上へと目を這わせてみます。息がつまるような感じがないままスーッと伸びるような感覚があるかもしれません。

今度は、先から根元、つまり上から下へと、竹に視線を這わせてみましょう。スムーズに視線が動かない、息がしづらい、ひっかかりがある、つまった感じがするなど、いろいろな感覚があると思いますが、さっきとは違うと感じると思います。「逆」の勢いです。

「気」は生命のある樹木にとって、下から上へと流れるのが自然。ですから、下から上へと竹を見たときには、竹とあなたの「気」が同じ方向に向かい、同調します。一方、上から下へと竹を見たときには、竹とあなたの「気」が逆方向となり、拮抗するのです。
どちらが良い、悪いというものではありません。気の流れにのるときは、下から上へ。自分のなかに軸を立て、気を満たすなら、上から下へ。そのときに必要な感覚を自然に選びとることができればよいのです。
エネルギーの通り道であるだけの自分になって、「気」の感覚を養いましょう。すると、重い肉体から自由になれる可能性が生まれてくるかもしれませんよ!

松田恵美子(まつだ えみこ)
身体感覚教育研究者。日々の動作や日本文化における型などを感覚からひもとき、日常生活に活かせる知恵や技として活用することで、自分の身体を自分で育む姿勢を指導。著書に『身体感覚を磨く12ヶ月』(ちくま文庫)など。

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