製品開発の裏側
『くらすことオリジナル晴雨兼用傘』ができるまで。

私たちの「こんなのがあったらいいな」を少しずつ形にしているオリジナルアイテムに、新しいラインナップ『くらすこと 晴雨兼用傘』が登場しました。

カラーは、グラフチェック、千鳥チェック、グレージュ無地の3色展開。どれもくらすことで販売しているお洋服にピッタリ!なラインナップ。

今回は制作スタッフの岩部が、商品企画スタッフの赤間と福場に『くらすこと 晴雨兼用傘』の完成までの道のりやこだわりについて、気になることをあれこれ聞いてみました。

インタビュー、スタート!

ー 今日はオリジナルの傘ができるまで、どんなことがあったのか、どんな点をこだわったのか等、製品ができるまでのことをじっくりとお伺いしていこうと思います。お話を伺っていくのは、商品企画チームの赤間さんと、福場さんです。よろしくお願いします!

赤間・福場:よろしくお願いします。初めての企画なので、なんだか緊張しますね。

ー ですね、私も緊張してきました(笑) 読んでくださっている方に念の為お伝えしておくと、私は今年1月から入社したので、入った時にはもうほぼ完成していて。実際にサンプルが上がってきて、柄のチョイスや雰囲気などがくらすことらしさ全開で「うわ、かわいい〜!」ってなりました。

赤間:ほんとですか。そう言ってもらえて、ひとまず安心しました〜。柄選びは、とっても迷ったポイントだったので、その辺りについても後でしっかりお伝えできたらと思います。

ー 楽しみです〜。それでは早速本題に入っていきたいと思います。

開発のきっかけは?

ー オリジナルの傘の開発をスタートしよう!ってなったきっかけはどんな感じだったのでしょうか。

赤間:デザインや価格の面でしっくりとくる傘がなかなかないよね、と声が上がったのが始まりでした。傘を探していると、フリルがついているようなフェミニンなデザインが多かったり、持ち手がシュッとしたプラスチックで、スタイリッシュすぎたり…。なかなかこれだ!と思うものが見つからなかったんです。

福場:分かります。それに、やっと素敵なもの見つけた!と思ったものはやっぱりいいお値段がして…。思い切って買ってみたものの、なんだか勿体無くてガシガシ使いづらいなあと。自分の買い物のものさしがピッタリと合うものに出会えるのって本当に難しいですよね。

こだわったポイント

ー 生地って沢山の中から選んでいくので難しいと思うのですが、どんなふうに絞られていったんですか?

赤間:実は、最初は1種類だけ販売する予定だったんですが、結局絞りきれずに3種類販売することになってしまいました(笑) どれも素敵!となって切り捨てることができなかったラインナップです。

ー そうだったんですね! それだけ、しっくりとくるものが出来上がったんですね。選び抜かれた柄たちは、どんなふうに決まっていったんですか?

赤間:たくさんの素材、柄の中から心をくすぐられたのはチェックでした。最初はギンガムを中心に見ていたのですが、少し甘すぎるかな?と。そんなときに、スッキリとしたモノトーンのチェックに目が留まりました。

ー なるほど、それが「グラフチェック」の傘ですね。私も、この柄がパッと目に入ってきました。

福場:爽やかな雰囲気で、可愛いですよね〜。今回のラインナップの中でいちばん、可愛らしい印象がある柄かなと思います。

赤間:次に候補に上がったのが、細かな千鳥格子の柄でした。甘さを抑えたトラッド感と程よい品があっていいなあ〜となって。これが日傘になったらかわいいよね、と盛り上がりました。

福場:盛り上がりましたね。可愛らしさの中に、品の良さも備えているものを選ぶのは、くらすことらしい気がしますね。

ー 確かに!くらすことのお洋服にもイメージがピッタリとハマるなあと思います。

赤間:そう。そんな感じで柄物のアイテムが決まっていったんですが、私たちの取り扱うお洋服には、柄物も意外とたくさんあって。そうなると、柄物の洋服の時はやっぱり無地も便利だよね〜という話になったんです。

ー 柄物同士ってレベルが高いですよね。ブラックカラーなので、柄物同士でもうまく合わせれば可愛いと思うんですが、ハードルが高いと感じられる方もいらっしゃいそう。

赤間:そうなんです。自分のスタイルにあったものを選んで欲しいという気持ちもあって、無地も作ることにしました。

福場:でも、無地の傘こそ世の中にたくさんあるので、くらすこととしてどんな無地を選ぶのかというのは、悩みましたよね。

赤間:ね〜、本当に悩みました。色々探している中で、のっぺりとしていない良い風合いの生地を見つけたんです。安っぽく見えず、品の良さを感じる生地でした。その中から、ニュアンスカラーのグレージュを採用することになりました。

ー 高級感、とても分かります。私、無地のグレージュの折りたたみの傘を持っているんですが、それこそ、まっさらでのっぺりとした感じで。生地の織り方でこんなにも印象が変わるんだなと驚きました。

赤間:ほんとですか!それはよかった。傘もファッションの一部なので、お洋服に合わせて楽しんでいただけたら嬉しいなと思います。

福場:柄と合わせて取手も木材やプラスチックなどいろいろな素材、形の中から選びました。いろんな傘を使ってきた中で、グリップになって持ちやすいと実感したバンブーをチョイスすることになったんです。見た目も、クラシカルで節の窪みがいい味を出してくれるんです。

赤間:色も含め、生地とのバランスも納得する形に仕上がりました。

開発スタッフの推し!ポイント

赤間:あんまり高価だとガシガシ使えないですし、もし無くしてしまったらショックが大きい…!ので、できるだけ手にしやすい価格になるように工夫しました。

ー それはありがたい工夫ですね…!品があってお洒落な傘ってやっぱりそれなりにお値段がするので。私も価格で断念したことがあるので、すご〜〜く助かります(笑)
福場さんは、推しポイントありますか?

福場:無地はもちろんですが、柄ものも取り入れやすい柄なので、いつものスタイリングにすっと馴染んで夏の相棒になってくれそうな点でしょうか。お持ちのお洋服にシンプルなものが多い方は、「グラフチェック」や「千鳥チェック」を。柄物が多い方や、シンプルにまとめたい方には、「グレージュ無地」がおすすめです◯

スタッフのお気に入りは?

ー 最後に、お二人ならどれを選ぶか、お伺いしたいです。

赤間:これまで向き合ってきた時間があるので愛着が湧いていて(笑)どれもかわいくてすごく悩みましたが…私はグラフチェック!白を基調にした爽やかさと、リサーチした時に他であまり見なかったチェック柄なので、特別感があって気に入っています。

福場:私は、グレージュ推しです!お洋服がシンプルでも柄ものでも、どんなお洋服にも合うのが嬉しいポイント。毎日の相棒になってくれる気がします。ベーシックな布地でも、取手がバンブーなので、ちょっと高級感があるところも好きです。

ー それぞれの雰囲気に合った柄のチョイスで、今のコーディネートにもバッチリ似合っています。お二人とも、ありがとうございました。

赤間・福場:ありがとうございました〜!

◯ くらすことの晴雨兼用傘はこちら