かえる食堂・松本朱希子さんの子育てと手づくりのたのしみ「はじめてのパーティー その1」

お話・おやつ かえる食堂・松本朱希子

季節の食材を使って丁寧につくる料理やお菓子が人気のかえる食堂・松本朱希子さん。
「はじめての子育ては大変なこともあるけれど、たのしい」と言います。
この連載では、松本さんが娘さんのために、そして自分のたのしみのために、手づくりしたものを紹介します。

 

はじめてのパーティー
— その1 子どもと一緒に準備篇 —

誕生日祝いに、季節の行事……子どもが主役のパーティーはおともだちを招いて、にぎやかに。

部屋の飾りつけなどの準備を子どもと一緒にすれば、いっそう、たのしいパーティーになりそうです。

ごちそうに飾る旗に
シールを貼って

「娘は最近、シールを貼るのが好きなので、ごちそうに飾る旗にシールを貼ってもらいました」

◎ごちそうの旗

〈材料〉

  • 折り紙(ダブルカラー 7.5×7.5cm) … つくりたい枚数
  • 先の尖っていない爪楊枝 … つくりたい本数
  • お好みのシール
  • のり

〈つくり方〉


撮影/松本朱希子

1. おりがみを4等分に切る(旗4枚分)。真ん中を折り、写真のように2等辺3角形に切る。


撮影/松本朱希子

2. ①で爪楊枝を巻いてのりづけする。

3. 旗に好みのシールを貼ってできあがり。

 

小ぶりのまつぼっくりを
ガーランドに

休日にキャンプなど、アウトドア体験をすることがある松本さん親子。
「昨年秋に山梨のキャンプ場に行ったとき、一緒にハンバーガーをつくりました。娘はパン生地をこねたり、ハンバーグをつくったりして。とても集中して、たのしそうに手を動かしていましたね」

キャンプでの思い出を、パーティーの準備に生かします。
フィールドで、ゆずちゃんと一緒に拾ったまつぼっくりは、少し小ぶり。赤い麻ひもにつけたら、かわいいガーランドになりました。
「つくりながら、拾ったときの思い出も重なって、たのしくなりました。娘は、ガーランドをうれしそうに眺めては、『かざり!』『まつぼっくり、ひろったね』と言ったりして」

◎まつぼっくりのガーランド

〈材料〉

  • まつぼっくり … 数個
  • 赤い麻ひも … つくりたい長さ
  • 木工ボンド … 適宜
  • 竹串(ボンドをつけるのに使用) … 1本

〈つくり方〉

1. 竹串に木工ボンドを少量とる。麻ひものまつぼっくりのつけたい位置に、ボンドを塗る。

2. ボンドを塗った麻ひもを、まつぼっくりのかさの下を通すようにしてつける。

POINT
まつぼっくりをつける位置を等間隔にはかりながら行うと、見た目がきれいにしあがる。

*今回は10cm間隔でつけている。

小枝を拾ったゆずちゃん。まつぼっくりもこのとき拾った。 撮影/松本朱希子

 

拾ってきた枝に
お菓子やおもちゃを

パーティーのお客さんたちのおみやげにする、お菓子やおもちゃを準備した松本さん。
キャンプで拾ってきた枝に吊るして、たのしさを演出します。

「おもちゃは、前からかわいいと思っていたおもちゃやさんで、お菓子は懐かしの駄菓子屋さんなどで手に入れました。自分もほしくなるようなものばかりです(笑)」

 

子どもの絵を
おみやげバッグに

絵を描くのが大好きなゆずちゃん。

「その年齢でしか描けない絵があると思うんです。画用紙やノートのまま残すこともできますが、ふだん使えるものにできたらいいな、と思っておみやげを入れるバッグにすることを思いついたんです」

大きな帆布と布用のカラーペンを準備するとゆずちゃんはのびのびと絵を描きます。

「布に描いた絵を切り取ると、思いがけない柄になっておもしろいですね。バッグは簡単にできるので、パーティーに来てくれた子どもにも絵を描いてもらって、みんなでつくるのもいいな、と思っています」

◎子どもの絵のバッグ

〈材料〉

  • 帆布 … 縦38cm × 横22cm
  • ミシン糸 … 30番
  • 平紐 … 幅2.5cm × 長さ24cm × 2本
  • 布用のペン

〈つくり方〉

1. 子どもが絵を描いた帆布をバッグのサイズに切り取る。

縦38cm×横22cm

*完成サイズ 縦15cm×横20cm
*Aにロックミシン(またはジグザグミシン)をかけるとほつれにくくなる。

2. 布を中表に折り、両端から1cmのところをミシンで縫う。

3. ②の縫いしろを割って、バッグの口側を2cm幅に3つ折りする。

4. 両端から5cmのところに平ひもをおく。平ひもの端を1cmほど③の3つ折りの内側にはさみ、3つ折りの下から2mmのところを縫う。

5. ④をひっくり返して完成。

 

「ふだん外出するとき、娘は自分のバッグを持っていくんです。その日の気分で、おもちゃやおきにいりの石、ねんどやお絵かき道具などを自分で入れていますね」(松本さん)

準備のときにも思い出が
つくれるから

「子どもと一緒に準備をすると、いい思い出が増えますね。いまの時期に何ができるかな、と考えながらやるのもたのしいし、子どもも興味をもって一緒にやってくれます」

『こんなこともできるんだ』と気づかされたり。私もちいさいときそうでしたが、何でも自分でやってみたいんだな、とあらためて思いました」

ゆずちゃんを見て、ほほえむ松本さん。
「ちょっとした工夫で、その子らしいパーティーにできたら、親も子もうれしいですよね」

松本朱希子
料理家。京都の大学在学中に料理研究家のアシスタントを経験し、モーネ工房で暮らしまわりについて学ぶ。工房でランチをつくったことがきっかけとなり「かえる食堂」をスタート。広島の実家から届く野菜や食材を使い、季節を感じる料理を提案している。
www.kaeru-shokudou.com

次回は「はじめてのパーティー —その子どもと一緒にお料理篇—」です

撮影・森本菜穂子
編集・天田 泉

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