今日は上の子の幼稚園のミーティング。
こうして他のみんなと何気ない話をしたりするだけで
随分、気分が変わっていい。
うちもなった嘔吐下痢症が、園でも流行りだしているよう。
下痢にはにんじんをくたくたに煮たのを食べさせるのがいいって
聞いて、へーっと感心。
お母さん達の集まりは、そんないろんな自然育児的情報が集まってくるので
なんだか面白い。
うちは親たちが運営している園で、シュタイナーの考えと自然育児に共感する親たちが
集まってやっている。
自主運営、っていうと、園長先生もいないし、
園舎もはじめていただいた初期の親御さんたちが
見つけ、そんな歴代の親たちの思いのつながりがあって、今、私たちが
この幸せな環境を与えていただいているわけだけど、
仕事などで知り合う、同じくらいのお子さんを育てているお母さんたちに
話すと、ものすごくびっくりされる。
って、ほとんど何もできていない私は、運営していますなんて
言えないわけですけど。
シュタイナー教育は、自分の真ん中の部分では、きっとこどもたちにとって
とてもいい考えかただろうと分かっていたのだけど、
羊毛や木のおもちゃを与えるとか
テレビはみせないとか、シュタイナー教育に従事するひとたちが書いた子育て本だけを
読んで、シュタイナー自身の書物を読んだり、自分自身がその原型に触れず
本質を理解せぬまま、それがいいとはどうしても言えなくて、
というかなんかどうも納得いかなくて、かなり懐疑的できた。
でもって読んでもかなり難解で、私の”頭”では理解できるとは思わないのだけど
心の部分では、スピリチュアルな観点からはぼんやりと、、、
頭ではない部分では、少しわかってきたのかな????。
けど補足すると、もちろん、かわいい!とかいう入り口でも、シュタイナーの考えなどに
興味を持つ方が増えると言うことはとてもいいことで、大事なことだと思っている。
去年、少し通っていた前の保育園がどうも子どもに合わないような気がして
いろんな園をみたけれど、
シュタイナー園で、お会いした先生もすごくしっかりされた方で
いい園もあった。けどシュタイナー園でも、先生は子どものことが好きなのかな?
もしくはシュタイナー教育が好きなのかな?どっちかな?と
感じる方もいらした。
子どもがどんなところで、どんな大人たちに見守られて
毎日を過ごしてほしいかと考えると、
私はやっぱりシュタイナー教育を実践している、ということが
一番ではなくて、やっぱりこの先生に子どもをみてほしい、
関わって育んでいってほしいということだった。
結局、人だった。
下の子がお世話になっている保育園では、今年自らすすんでではないけれど
父母会の役員もやっている。
市の様々な園が加盟している、父母と先生たちの保育の連合があるのだけど
12月が私の当番で、代表委員会に出席してきた。
「公園入り口の車止めの柵の幅が狭すぎて、自転車で通るのに危ない」
なんて小さなことから、「保育料を上げないでほしい」や「学童保育の先生の
年度途中の急な退職はやめてほしい」などの具体的なことまで
様々なことを市に求めていく。
うちの園は持ち回りだから年に一回だけど、
こんな風に、毎月お弁当持参で夜集まって、
自分の子どもはもちろん、多くの地域の子どもたちのためにと
活動している親たちがいること、そしてなぜか成り行きでだけど
そんな会に参加する機会を得たことは、子どもとの暮らしも大事なテーマとしている
くらすことの今後の活動のためにも、とてもよかったと思う。
同じような考えをもつひとたちの輪は、とても楽で居心地いい。
今、片足はそうだけど、もう片足は大部分のたくさんのお母さんたちが集う
輪の上にある。
私はそんなバランスが、今はとてもいい気がしている。
で、話はそれたけれど、人。
その代表委員会で、うちの園を昔卒園されたお子さんをもつ役員のお父さんが、
「今でも園に行くと、かわらない懐かしい顔に会えるから嬉しいんです。
公立だと変わっていくけれど、私立の場合、先生達がかわらないですもんね。
そう思うと、結局戻っていくのは人なんですよね」って。
そうだなあと思う。
だからうちの子も、親の生活はものすごく大変になるわけだけれど
(今までは保育園に行っていたので)
少しがんばってでも、今の園に行かせたいと思ったのは
この先生にみてもらいたい、この人の傍らで大きくなっていく
こどもを私自身もみたいと思ったから。
と、長くなったので今日はこのへんで。