たおが生まれた日は、桜が一番の盛りを迎えていた日。
朝きづきを小学校に送り出し、帰ってきたらおしるしが来ていたので
夫と二人、母がすごくきれいだったと昨日いっていた
川沿いの桜並木を散歩しに行った。
風で桜が舞い散り、川は桜の花びらでいっぱい。
椅子に腰掛け一休みしていたおばあちゃんと言葉をかわす。
「いつ、生まれるの?」
「多分、今日うまれそうなんですよ。」
「こんなに桜がきれいで、みんなが笑ってうれしい季節に生まれてくるなんて
素晴らしね。お会いできてほんとによかった。ありがとう」
赤ちゃんのことを祝福してくれて、お会いできてありがとうなんて
ほんとに幸せな気持ちになりました。
そんな日に生まれてきた赤ちゃんもスクスク育ち、
おっぱいをたくさんたくさん飲んで、
みるみる大きくなっています。
私もあのおばちゃんみたいに、あんな言葉をかけられるような
人になりたいな。
ふと、あのおばあちゃんのことを思いだしました。