3人の子どもの一人が、なかなか馴染むのに時間のかかるタイプの人。
親はいつだって、子どもが自分らしく受け止められる環境で、
イキイキとした時間を過ごしていてほしいと思うし、
そうでないとおちおち親も仕事なんてしてられない。
安心して仕事ができるって、そんなこどもの過ごす場あってのことだ。
ここならと思えるそんな場所を、子どもを見てくれる人を見つけるまで
たくさん考えるし情報も集め、直感を働かせて探す。
ここという園にお願いしてからは、あとは先生を信じてお任せするしかない。
わたしが友だちを作ってやることができるわけじゃないし、
子どもを信じるしかない。
だけれど、ひと月、ふた月、半年経っても
なかなか自分らしくあれない子ども。
「今日もたのしくなかった」と繰り返す子どもに、
なんとか先生してくれないかなあ。。。
きっかけがあれば仲良くできるんだから、そのきっかけを作ってあげてくれるとか、
って、考えたりもしていた。
長い冬休みをこどもたちと過ごし、ああ、わたし全然間違ってたと気付いた。
毎日笑顔で楽しく過ごしてほしい、なんていうのは
ただ単に自分が安心して仕事をしたかっただけだ。
早く馴染んでほしいなんて、すべてわたしのエゴだった。
三ヶ月、半年、ってものすごく長く感じていたけれど、
それは子ども自身が自分の力で生きていく
彼女の時間の流れとは全く関係ない。
子どもを信じるなんて偉そうに言っていたけれど、
そうじゃなかった。
まだまだ親のわたしが導かなくてはとか
先生がなんとかしてくれたら、と考えていたんだ。
「子ども自身が感じて進んで
生きていく力を信じよう」
今年になってそう決心した。
そんなことと関係ないのかあるのか、
何だか最近、保育園で楽しそうに過ごしはじめた。
子どもの生きる力を100%信じる。
とっても難しいけれど、わたしはそう決心する。