あわいピンクと琥珀がまじりあう
菊地大護 ガラス展
2024年最後のギャラリー グレープフルーツジュースでの展示は、菊地大護さんの美しい吹きガラス作品が並びます。
菊地さんの生み出す吹きガラスは、薄く繊細な質感と、あわいピンクと琥珀がまじりあう色味が魅力。研ぎ澄まされたシンプルな佇まいはその質感や色味を際立たせ、道具としてだけではなくオブジェとして楽しむのもおすすめの作品たちです。
プレートやゴブレット、コンポート、片口など多様な吹きガラス作品が並ぶ今回の展示は、ホリデーシーズン真っ只中。大切な方への贈り物としてはもちろん、1年がんばったご自身へのご褒美としてもいかがでしょう。
菊地さんの生み出す色気を帯びたガラス作品たちの絶妙な質感・色合いを、ぜひ直接手に触れて、ご覧ください。
日時 |
2024年12月14日(土) 〜 12月22日(日) |
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場所 |
ギャラリー グレープフルーツジュース |
●菊地 大護(きくち だいご)
中学の頃に吹きガラスの魅力と作家のかっこよさに魅了され、ガラス作家を志した菊地さん。
富山ガラス造形研究所で基礎知識を学んだのちは、ガラスアーティスト兼職人のピーター・アイビーさんの工房「流動研究所」に務めながら自らの作品づくりにも励み、経験を積まれました。
現在は富山ガラス工房に所属しながら、変わらぬ情熱で吹きガラス制作に向き合っています。
この繊細でたおやかな佇まいを、制作される技術力は長年の吹きガラスへの想いがあってこそなのではないでしょうか。
菊地さんの作品の特徴でもある「ピンク」は、菊地さんが好きな色。
きっと自身が楽しみながら制作することで、見る人、手にする人々の心に届く作品が生まれているように感じます。
菊地 大護
1997年 岐阜県各務原市生まれ
2018年 富山ガラス造形研究所 造形科 卒業
ピーターアイビー工房 流動研究所 入社
2022年 富山ガラス工房 所属
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今回の個展にむけてのメッセージ
僕の作品の特徴の一つに薄さがあり、みなさんが触れられる際に、もしかしたら怖いという気持ちが出てくるかもしれません。
その感情が実はとっても大事なことです。
儚い物を触ると、動作がゆっくりになり、所作が美しくなって丁寧な暮らしができます。
このように、使っていただける方の暮らしにまで影響する作品が、作家にとって大事なのではないかと思っています。