ものをつくる、表現する、あの人に聞いてみました。
あの人のものさし
from ギャラリーグレープフルーツジュース
こころとからだ、食べるもの。
自然とともにあること、宇宙の一部であること。
「わたし自身のものさし」を見つける “くらすこと”
2005年から、そんなテーマのもと活動を続けて18年目を迎えるくらすこと。2023年6月にスタートした「ギャラリー グレープフルーツジュース」では、古今東西で時間をかけて作りあげられたアートや器、洋服などの展示と、生活や生きる上でのヒントになるようなワークショップを企画しています。
ギャラリーを通して出会う、ものを作ったり、表現したり、さまざまな活動をされているみなさんにお尋ねした、大切にされているものや言葉、迷ったときはどうする?など、そのものさしが垣間見えるようなQ&Aのコーナーです。
第43回 菊地大護 さん
菊地 大護(きくち だいご)
1997年 岐阜県各務原市生まれ
2018年 富山ガラス造形研究所 造形科 卒業
ピーターアイビー工房 流動研究所 入社
2022年 富山ガラス工房 所属
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▷展示情報
菊地大護 ガラス展
2024年12月14日(土)- 12月22日(日)開催
at ギャラリー グレープフルーツジュース
Q 1
お気に入りの道具や愛用品を教えてください。
昔、短期間だけ解体の仕事をしていた時に見つけた名刺入れです。
いつの時代のものかはわかりませんが、紐をくるくる回すことで閉じることのできる愛くるしさがたまりません。
一発で閉じることができれば早いのですが、紐をくるくる回すちょっとした時間がきっと、僕の生活には必要なのでしょう。
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Q 2
「この本はずっと本棚に置いておきたい」と思う
お気に入りの本を教えてください。
たかのてるこ さんの「ガンジス河でバタフライ」です。
僕は実は一度も日本から出たことがなく、いつか海外旅行をするのが夢です。この本はくすっと笑えて時にはシリアスな時もあります。その人の人物像や情景などがパッと目に浮かび、なかなかその世界から抜け出せない、未旅行者にはたまらない本です。
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Q 3
迷ったときや選択をしなければならないとき、
どのようにして決めていますか?
まず寝ます。次の日には考えが変わっているかもしれないですし、もっといい答えが見つかるかもしれないので。
ただ、寝ながら考えていることもあるのでなんとも言えないです。笑
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Q 4
日々をご機嫌で過ごすために
心がけていることを教えてください。
瞑想に近く無心でできるので、料理はよくやります。
あとは、他素材の作家さんの器なども好きなのでよく使っていますが、やはり、自分で作った料理を好きな作家さんの作品に盛りつけるのはとっても楽しいです。