布の質感と余白を形に
絲室 個展
まだ冬の名残を抱えながら、光や気配は、少しずつ春へと向かっています。
そんな季節のうつろいの中でひらかれる、絲室さんの展示。

カディコットン、シルク、リネン
さらに、モスリンやオクサなど——
質感も透け感も異なる布を重ね、縫い合わせ、
絲室さんは布そのものを使って、静かな模様を描き出します。

一見するとやさしい色のパッチワーク。
けれど近づいてみると、
繊維1本1本の織り重なり、光を含んだ半透明の布、
ぽこぽこと凹凸のある布の表情が、
重なりの奥に、もうひとつの表情が浮かび上がってくる。
平面でありながら、奥行きを感じさせる布の景色です。

お家の中で空間をやさしく満たしてくれるクロスやクッション。
そして、外へ連れ出したくなるバッグやストールも届く予定。


使われる布の組み合わせは、無限。
同じ素材を使っていても、同じ表情になることはなく、
ひとつとして同じものはありません。
手に取るたび、光の入り方や見る角度によって
静かに表情を変える、絲室さんの布。
春へ向かうこの時期に、ぜひゆっくりとご覧ください。

絲室
布もの作家 磯部祥子さんのブランド。
女子美術大学ファッション造形学科卒業。インドの手紡ぎ・手織りの布であるカディコットンとの出会いを機に、2012年より本格的に制作をスタート。
素材が持つさまざまな表情を大切にしながら、自身の感覚に導かれるままに布を組み合わせていきます。同じものがひとつとしてない作品は、静かな佇まいのなかに豊かな空気を宿します。
instagram
| 日時 |
2026年2月21日(土) 〜 3月8日(日) |
|---|---|
| 場所 |
ギャラリー グレープフルーツジュース |