
この間、わたし調べてみて、今、日本ってほとんど会社員のひとが動かしてます。たとえば1億人いるとしても5000万人ぐらいが会社勤めをして、それで日本の景気を支えてたりします。で働けないひとも何千万人かいるので。内容的には、ほぼ一般事務ですね。だからこの質問は、会社組織で働いているひとのすべて共通の疲労だと思っていただくと、みんながそれを抱えていて、そして忙しいっていうことですね。
ここらへんでいうと、会社勤めであるということは対象が大きいので、自分の疲労のサイズがわかりにくい。できれば「仕事はやりがいがあり、楽しいです」って言ってるところを疑いましょう(笑)。
(笑)
「本当に楽しいか?」っていうね。そうでないとこういう類の質問は出てきません。「あなたの顔をむくませてるその仕事はなんだ?」。そう思っていただくと、この運動量と仕事の蓄積を、なにも言われてなくても「みんな大変だからさ、あたりまえに働いてよ」っていう空気で頑張っちゃってるんで。ぜひ会社勤め、オフィス勤めの方は、ちょっと顧みていただきたい。慢性的な疲労の場合は誰かが壊れないかぎり、その環境は変わりませんので。
「お休みってどうやって取るんだろう」って会社勤めの方はもう一回、自分の体の使い方を見ていただいて、頑張ってるようだったら、ちゃんとお休みを先にまとめて取ってください。これがこの質問のいちばんの答えですね。そうじゃないと、どんどん「自律神経も弱くなって困っています」ってちゃんと書いてるから。
今、気がつかないと間に合わなくなって、最終的には「会社に行かなきゃ」って発想になっているはずなんですね。「会社に行かなきゃ」は疲労していると思っていただいて、まとめて、できれば1ヶ月か2ヶ月、休んでください。そっちの相談も多々聞いていますから。
年齢的には40代半ばですね。それぐらいの疲労の蓄積。男性の場合で多いのは寒いときの心筋梗塞か脳梗塞です、その後は。女性の場合だったら、疲労が溜まってくると「食事が取れない」「眠れない」っていう相談が結構あります。それは一回お休みしましょう。1ヶ月休んでみて、その結果、気が付く。気がついたところからどうするかを会社と相談していただきたい。よろしくお願いします。
