星読み・わたしの星の道しるべ【2026年9月後半〜10月】

YUMI PRESENTS. 星読み わたしの星の道しるべ Illustration: Karin Okamoto
太陽星座と月星座、星読みスト Yumi Tateyamaさんが、ふたつの目線から毎月の空を読んでいきます。

生まれたとき、太陽がどの星座にあったのかを
示しているのが太陽星座。
月星座は、生まれたときに月がいた星座のこと。

太陽星座が「今を進むための羅針盤」なら、
月星座は「こころを整えるための処方箋」。

自分のふたつの星座を重ねて読むと、
今月の自分にとって必要なことの輪郭が
より立体的に見えてきます。

太陽星座は太陽が星座を移動する毎月20日前後、
月星座はその約2週間後の毎月5日前後に更新します。

あなたの太陽星座と月星座を
調べてみましょう

生年月日・生まれた時間、出生地を入力してください。

※生まれた時間がわからないときは、12:00と入力してください。

あなたの太陽星座は

●●座

あなたの月星座は

●●座

今月の星読み

2026年10月

今月のテーマ

月星座別:譲れないもの

(月星座)

牡羊座

「こっちのほうがいいよ」「こうしたらどう?」。親切で言ってくれているのはわかる。たしかにその方法も悪くない。それでも、気持ちを聞かれる前に「これにしなよ」と決め打ちされると、あなたのこころにカチリと頑丈な鍵がかかる。今日のお昼は何にするか、休日をどう過ごすか、これから先どちらへ進むのか。小さなことも大きなことも、最後は自分で「こっち!」と指を差したい。助言通りにしたらうまくいくのかもしれないけれど、自分で選んでボタンを押す、あの指先の確かな感触だけは誰にも渡したくないのです。誰かが用意したルートをそのまま歩くのは、人の靴を履いて散歩しているみたいで、どうもしっくりこない。たとえ遠回りになったとしても、自分の足で踏みしめた道だからこそ、こころから納得できるのです。意見はちゃんと聞く。そのうえで、自分で決めて一歩踏み出す。最後のひと押しはこの手で。

今月のものさし 最後は自分で決める

牡牛座

返事をしないまま、一晩寝かせていることがある。決して忘れているわけではない。翌朝、歯磨きしながらも、電車を待ちながらも、そのことは頭の片隅に転がっている。あなたには、答えが定まるまで置いておきたい時間があります。仕事を引き受けるか、週末の誘いに乗るか。まだ「うん」とも「やめておく」とも言えない気持ちのグラデーションを行ったり来たりしながら、ひとつの場所に落ち着くのを待っています。そんな中、「ねえ、どうする?」と急かされると、からだがきゅっと固まってしまいます。まだ考えている最中だったのに、大事な時間をごっそり取り上げられたような気分になるから。迷ったり、黙ったり、保留にしたり。その経過も含めて、あなたはちゃんと選んでいます。自分の中から「これ」と答えが浮かんでくるまで、もうすこしこのままで。急いで岸に上がらなくても、気持ちはゆっくり、自分の速さで着地点を探そうとしています。

今月のものさし 答えが出るまでの時間を守る

双子座

「前言ってたことと違くない?」と悪気なく突っ込まれたとき、胸の奥で急に風が止まるような退屈さを感じてしまう。昨日の熱量だって嘘ではない。けれど、いま身を乗り出しているのは、もう全然違う方向なのだ。月双子座さんには、関心の向くままに考えをいつでも更新していたい軽やかさがあります。「あの時はこう言っていた」「ブレている」と過去の発言に縛られると、途端に言葉のスピードが落ちてしまう。一度口にしたからといって、熱の冷めたものをいつまでも抱えているなんて窮屈で仕方がない。するりと意見を変えて、いま一番新鮮な方へ飛び移りたいのです。コロコロ変わっているんじゃなくて、好奇心の鮮度を、そのつど素直にすくい取っているだけ。昨日の自分に、今日の自分を縛らせない。「考えを変えてもいい」という余白があるからこそ、あなたのこころは今日もまた、次の「おもしろい」を探しにいけるのです。

今月のものさし 考えを変える自由を手放さない

蟹座

自分が少しくらい雑に扱われても、「まあいいか」「きっと急いでたんだろうな」と呑気に流せてしまうあなた。けれど、一緒にいる友人や家族、大切な誰かがぞんざいにあしらわれたとなると、話は別です。自分のことならスルーできるのに、大事な人の領域に土足で踏み込まれると、目ざといセンサーがぴくっと反応してしまう。「ちょっと待って、いまの言い方はなくない?」と、眉をひそめて詰め寄るわけじゃない。ただ、親しい人が居心地悪そうにしていたり、肩身の狭い思いをしていたりすると、知らん顔で通り過ぎるなんてできません。笑顔の奥で素早く腕まくりして、その周りに、見えないふかふかのクッションをせっせと敷き詰める。彼らが安心して笑っていられる場所をしっかり守りたいという、そのあたたかい身内びいきと頑丈な愛を、あなたは手放さずにいたいのです。

今月のものさし 大切な人を雑に扱わせない

獅子座

周りのトーンに合わせて、「好き!」を一段低めのボリュームで喋る。場の空気を乱さないように、わくわくした気持ちをポケットに押し込む。そんなふうに、自分を小さく折りたたんで「無難なサイズ」に収めるのは、どうにも息苦しいところがあります。「そんなに熱くならなくても」「まあ落ち着いて」なんて、せっかく灯った情熱に水をかけられると「いいじゃん、好きなんだから!」とかえって胸を張りたくなります。周りの温度に合わせるために、こころの体温まで下げる必要はありません。好きなものは好きだし、最高だと思ったときは、思い切り両手を広げて喜びたい。誰かには大げさに見えたって、その喜びはあなたのものです。周囲になじむために、わざわざ自分を小さく縮めないこと。あなたの中に生まれた素直なパッションや輝きを、隠さず明るく掲げていいのです。

今月のものさし 自分を小さく縮めない

乙女座

「まあ、このくらいで大丈夫でしょ」とあっさり片付けられそうになると、頭の隅でちくっと小さなトゲが立つ。「誰もそこまで見てないよ」と言われても、端の揃い具合や、ほんの数ミリのズレが気になってソワソワしてしまうのです。完璧主義を振りかざしたいわけじゃない。ただ、最後まで手を抜かずに整えて、全体が「すん」と綺麗に収まったときの、あの胸がすーっと軽くなる爽快感を知っているだけ。それを勝手に低い基準で「これで合格!」と決められると、あと一歩のところで手を止められてしまった違和感が残ってしまうのです。「これくらいでいいや」で済ませたくないのは、自分が差し出すものに誠実でありたいから。外からの「まあまあ」に流されず、最後の1ミリまで手をかける。その妥協しない美学こそ、あなたの譲れないものです。

今月のものさし 自分の「納得」を引き下げない

天秤座

どんなに打ち解けた間柄であっても、相手の部屋に入るときはコンコンとノックをしたい。それなのに、「親しいんだからいいじゃん」とノックもなしにドアをバンと開けられるような踏み込み方をされると、思わず一歩引きたくなります。「そこは触れないでおくね」という無言の配慮を飛び越えて投げられる、大雑把ないじりや不躾な質問。そんな言葉を受け取ったとき、顔では愛想笑いを浮かべながらも、こころの中では静かに距離を置いてしまうあなた。壁を作りたいわけでも、冷たいわけでもありません。ただ、お互いをひとりの人間として尊重し合いたいだけ。親しさにあぐらをかかず、ふたりのあいだに軽やかな風が通るくらいの「しなやかな隙間」をあけておきたいのです。「親しいからこそ、丁寧に」。その慎ましやかな礼儀と美しいバランス感覚を、あなたは守っていたいのです。

今月のものさし 親しさの中の「礼儀」を守る

蠍座

「ここだけの話」として打ち明けた本音や、ふたりきりの時間で育んできた思い。それを大勢の雑談のなかで軽々しくネタにされたり、上辺だけの「わかる~」でサッとなぞられたりしたとき。胸の奥にある重い扉が、音を立てることなく静かに閉まる感覚があります。あなたには、ひとたび信じると決めた相手とは、偽りなく真っ直ぐに向き合いたいという願いがある。だからこそ、信頼を曖昧にするようなズルさや、都合のいいときだけ近づいてくる関係には、どうしてもこころがNOを出すのです。重すぎると言われたって構わない。誰にでも愛想を振りまくくらいなら、たったひとりであっても、嘘のない確かな絆を結んでいたい。お互いに覚悟を持って築いた信頼を、薄い言葉でぼかさない。自分が差し出した熱量と同じだけの誠実さを、相手にも求めたい。人と関わるとき、その深さだけは譲れないのです。

今月のものさし ふたりの信頼を浅く扱わせない

射手座

まだ一歩目すら踏み出していないのに、いきなり「無理じゃない?」と枠をはめられると、俄然やってみたくなるあなた。うまくいくかなんて、今の時点では本人にだってわからない。なのに、開けてもいない箱に勝手に「無理」と書いた蓋をされるのは、どうにも納得がいかないのです。知らない街で暮らしてみたい。今から新しいことを学びたい。「現実的に考えたら?」「もう遅いよ」と言われても、頭の中にはその先の景色がちらちら見え始めている。もちろん、やってみたら「違った!」と引き返すことだってある。でも、それは行ってみたからわかったこと。最初から行き止まりの看板を立てられるのとでは、全く別の道のりです。できる、できないは、そのあと考えればいい。まずは自分の目で確かめに行く。「やってみたい」と思った気持ちに、誰かが先回りして限界線を引くことだけは許したくないのです。

今月のものさし 可能性に限界線を引かせない

山羊座

無駄を徹底的に削ぎ落とし、検証を重ねてようやく辿り着いた自分なりの黄金ルート。仕事の手順でも暮らしの整え方でも、あなたのやり方にはどこを突いてもグラつかない強度があります。だからこそ、全体の仕組みを理解していない人から「もっと手軽にやりなよ」と手間を省いたショートカットを提案されると、肝心なところを見落としているようで、素直に頷くことができません。効率化のプロであるあなたが目指しているのは、単なる「楽」ではなく、長く使える仕組み。下調べも安全確認もすっ飛ばした雑な手抜きを、あたかもスマートなやり方であるかのように扱われるのは、やっぱり違う。時間をかけて踏み固めてきた土台には、それだけの理由がある。中身のない「手軽さ」に流されず、自分が築き上げた仕組みを信じる。そこに費やしてきた時間も経験も含めて、あなたは簡単には譲りたくないのです。

今月のものさし 築いた「強度」を雑に崩させない

水瓶座

相手の肩書きや年齢、あるいは「自分たちの仲間かどうか」によって急に態度が変わる場面に出くわしたとき。その場に漂う不自然な優先順位を目にすると、すっと熱が引いていく感覚があります。偉い人には過剰にお世辞を言い、そうでない人の意見は軽く扱われる。あるいは、「身内だから」という理由だけでルールや配慮がうやむやにされる。そうした目に見えない上下関係や排他的な空気に同調し、「うまく立ち回る」ことを求められると、どうしても違和感が拭えないのです。どんな立場の人であっても、肩書きというラベルを一度外して、ひとりの人間として対等に向き合いたい。威張る必要も、へりくだる必要もないはずだと、あなたの中の何かが静かに主張しています。誰かに忖度するでもなく、えこひいきにも流されない。相手が誰であろうと同じ高さから見る。そのフラットな視線が、あなたにとって譲れない姿勢なのです。

今月のものさし 誰に対しても対等な視線を譲らない

魚座

言葉に変換できない空気や、数字には表れない気配。損得やロジックでは説明がつかないけれど、日常のなかには確かに存在しているグラデーションや余白。それを「ただの気のせい」と切り捨てられたり、「スピリチュアルっぽい」と安易なラベルで括られたりすると、自分の根っこにあるものを雑に扱われたような違和感が残ります。現実から逃げたいわけでも、特別な場所に閉じこもりたいわけでもない。ただ、理屈の外側にあるものを、あなたは肌で知っているのです。ふとした瞬間に感じるぬくもりや、理由はわからないけれどなぜか惹かれるもの。効率や成果という基準からこぼれ落ちるものにも、あなたなりの意味がある。誰かに証明する必要も、わかりやすく置き換える必要もありません。うまく言葉にできなくても、自分の中でふっと何かが動いた。その小さな実感を、簡単な名前で片づけず、そのまま抱えていたいのです。

今月のものさし 言葉にならない感覚を、安易なラベルで括らせない
星読みコラム

譲れないもの
2026年10月

天秤のようにゆらゆらしながら、秋の真ん中を探っていく季節。 こころもからだも、どこかしら揺れやすい時期かもしれません。

そんなとき支えになるのが、自分の中にある「譲れないもの」です。 12星座それぞれに、それをすんなり打ち出せることもあれば、つい引っ込めてしまうこともあります。

今回描いてきた「譲れないもの」は、誰かの勢いに押されそうになったときや、場の空気に呑まれそうになったとき、「ここからは渡せない」と自分を取り戻すための、頼もしい盾。

人から見れば、「そんな些細なこと?」と思われるような引っかかりかもしれません。けれど、そこを削ってしまうと、「わたし」という人間のカタチが保てなくなる。 そんな一線を、誰もが自分の中に持っています。

天秤座の季節、どちらを選ぶべきか迷ったり、周りの目が気になったりしたときは、自分の中に確かにあるその感覚を、ポケットの中の鍵を探るように指先でたどってみて。

やわらかく人とつながりながらも、譲れない一線はきちんと引いておく。

12の「今月のものさし」が、日々の暮らしの中で自分を置いてけぼりにしないための、ささやかな手助けになれば幸いです。

(太陽星座)

牡羊座

「いや、でもさ」と言いかけて、いったん口を閉じる。今月のあなたには、そんなめずらしい「間」が訪れるかもしれません。「これでいこう」と決めた企画に別案が出る。パートナーからは「そう思わないけどな」と返ってくる。こちらにだって言い分があるから、反論はもう喉元まで出かかっています。9月27日、自分の星座で月が満ちる日は、「私はこうしたい」という気持ちがくっきりするとき。けれど10月10日の天秤座新月に近づくにつれ、向かい側に立つ誰かの言葉も、いつになくまっすぐ届くようになります。そこですぐ白黒をつけようとせず、「どうしてそう思ったの?」と尋ねてみる。話を聞くうちに、相手のひと言がふと腑に落ちることも。自分の答えを捨てなくても、別の視点を隣に置くことはできる。そのふたつを並べてみたところに、ひとりでは思いつかなかった「第三の案」が見えてきそうです。

今月の道しるべ 人の意見に耳を傾けてみる

牡牛座

ふらっと入った店で流れてきた曲。そのイントロを聴いただけで、昔の恋がまるごと蘇ることがあります。もう忘れたつもりでいたのに、音楽というのは油断も隙もあったもんじゃない。あるいは、いつも隣にいるパートナーの横顔を眺めながら、「私、この人のどこが好きだったんだっけ」と、出会った頃の空気を思い出すことも。10月3日、守護星の金星が「パートナーシップ」の場所で逆行を始めると、あなたの恋の時計はすこしだけ過去へ針を戻します。昔の恋人から連絡が来たり、曖昧なまま閉じた関係の続きを考えたり。今そばにいる人に対しても、呑み込んでいた言葉が浮かび上がってきたりして。胸がざわついたら慌てて蓋をせず、「私はこの人とこれからどうなりたい?」と自分に投げかけてみる。思い出を飾り直すためじゃなく、今の本音を知るための振り返りです。そうして手繰り寄せた気持ちの中に、これからも一緒にいたい理由が見つかるかもしれません。

今月の道しるべ あの人への気持ちを確かめる

双子座

行きたい。観たい。会いたい。今月は「やりたい!」の波が押し寄せるあなた。映画も気になるし、デートもしたい。友人からも何かと声がかかり、SNSで見つけたイベントを次々保存するうちに、カレンダーの余白はずいぶんにぎやかに。10月10日、遊びや恋が詰まった「喜び」の場所で新月を迎える頃には、その勢いもさらに加速。でもどれかひとつに絞らなくていいんです。「こっちもあっちもおもしろそう!」と目移りするくらいが今のあなたにはぴったり。誘いに軽やかに乗った先で、気の合う人と知り合う。何気なく手を出したことが、いつの間にか新しい趣味になっている。恋のきっかけだって、予定していなかったところから転がり込んでくるかもしれません。役に立つか、長く続くかはひとまず横に置いて、こころが弾む方へ。その日の気分で寄り道するうちに、この秋ならではの楽しみがいくつも増えていきそうです。

今月の道しるべ いろんな楽しみに手を伸ばす

蟹座

「懐かしい」という気持ちには、時間を一瞬で巻き戻す不思議な力があります。この時期、ずいぶん前に置いてきたものが、思いがけず目の前に現れるかもしれません。10月3日、ときめきの星・金星が「趣味や遊び」の場所で逆行を始めると、こころはすこしだけタイムスリップ。子どもの頃夢中で集めていたシール、途中でやめた楽器、何度も読み返した漫画。久しぶりに手にした途端「ああ、これ大好きだったなあ」と、当時のワクワク感が一気に戻ってくるでしょう。昔よく通った店を訪ねたり、疎遠になっていた友人とばったり再会したり。ただ懐かしむだけじゃなく、「そういえば私、ずっとこういうものに惹かれてきたな」と、自分の原点にハッとさせられる時間です。あの頃の「好き」を、今の暮らしへひとつ連れ帰ってみる。押入れの奥の小さな宝ものが、これからの日々に新しい楽しみを運んできてくれます。

今月の道しるべ 懐かしいものにもう一度会いにいく

獅子座

ひとつ気になったことを調べ始めたら、検索の旅が止まらなくなる。情熱の星・火星に背中を押されるこの時期、あなたは自分でも驚くほど前のめりに、新しい沼へと突入していきそうです。知れば知るほどおもしろくなって、今度は「ねえこれ知ってる?」と誰かに話したくてたまらない。知ることと伝えることのあいだを、エネルギーが勢いよく駆け巡ります。SNSに思いを書き連ねたり、友人と語り合ったりするうちに、予想外の方向へ話が膨らんでいくことも。内側の熱を外へ解き放つほど、次の扉が開いていきます。ただ、気持ちが走るぶん、言葉にも勢いがつきやすいとき。熱量のまま送信ボタンを押しそうになったり、会話でつい食い気味になったら、ひと呼吸おいてみる。今は、熱々のまま投げつけるより、ちょっと冷まして渡すくらいがちょうど良さそうです。

今月の道しるべ 「知りたい、伝えたい」に火がつく

乙女座

「これくらい大したことないんで」「私でよければ」。頼まれてもいないのに図解付きの資料をこしらえたり、ちょっとの手伝いが気づけば骨組みからの大改修になっていたり。乙女座さんの手厚すぎるサービス精神には、本当に頭が下がります。9月27日の満月と10月10日の新月は、差し出した手間と受け取った対価のバランスを問いかけてきます。「ここまでやって『サンキュー』のひと言だけ?」なんて、喉の奥に引っかかっていた小骨に改めて目が向くことも。お金はもちろん、時間や体力をどこまで使うか。その境界線を引き直すタイミングです。持っている技術や労力を、ラーメン屋のネギみたいに「いつでも足せるおまけ」扱いしないこと。「これだけやったんだから、しっかり受け取ろう」と胸を張ってみる。やりすぎない、むやみに値引きしない。その潔さが、周りの人といい関係を長く保つ秘訣です。

今月の道しるべ 自分の価値に値段をつけ直す

天秤座

ランチの店を決めるとき、みんなの好みやその場の空気をさっと読んで、全員がご機嫌になれる場所を見つける。そんなあなたのスマートな立ち回りには、いつも周囲が助けられています。けれどこの秋、その軽快な足取りにキュッとブレーキがかかる瞬間がありそう。10月3日、守護星の金星が逆行を始めると、これまで何気なく口にしてきた「何でもいいよ」に、小さな違和感が混じりはじめます。続く10日、自分の星座で新月を迎える頃には、メニューを開いたところで「本当に私はこれが食べたいんだっけ?」という問いが差し込んでくることも。誘いに返事をするときも予定を立てるときも、誰かの「いいね」より、わたしの「これがいい」を真ん中に置いてみる。今月はあなたが主役の季節です。「今日は私が決めていい?」と一歩前に出てみたり、気の乗らない誘いをさらっと流してみたり。ちょっぴりワガママなくらいが、今のあなたにはちょうど良さそうです。

今月の道しるべ 「自分がどうしたいか」で選び直す

蠍座

うわべの言葉を真に受けず、相手の目の奥をじっと観察する。気になるものほど裏側まで検品したくなるのは、あなたがいつでも「本当のところ」を知りたい人だからです。10月3日、自分の星座で金星が逆行を始め、10日にはこころの奥を照らす場所で新月を迎えると、裏読みセンサーはさらに高感度に。「いいな」とこころが動いても、すぐには飛び込まず、しばらく様子を見る。誰かのやさしさにも「本心かな」と首をひねったり、好きだからこそ深読みしてひとり捜査会議を開いてみたり。モヤモヤが膨らみ、「もういい」と自分からシャッターを下ろしたくなることもありそうです。でも、疑っていたのは相手ではなく、「私、ちゃんと大事にされているのかな」という自分自身の不安だったのかもしれません。疑いの底にあるのは、「もっと大切にされたい」という剥き出しの本音。今月いちばん確かめたい「本物」は、他でもないあなた自身の気持ちなのです。

今月の道しるべ 「本当に?」の奥まで潜ってみる

射手座

夕食のあと、なんとなく開いた地図アプリ。行ったことのない街を指で拡大して、近くのお店の様子や家賃を調べているうちに、「ここで暮らしたら、どんな毎日になるんだろう」なんて想像がどんどん膨らんでいく。9月28日、火星が「探究と思想」の部屋に入ると、そんな小さな興味を素通りできなくなりそうです。気になる土地の旅行記を通販で取り寄せる。語学アプリを入れてみる。ずっと気になっていた資格講座の資料を請求する。ひとつ調べると「じゃあこれは?」と知りたいことがどんどん枝分かれして、いつの間にか本やパンフレットが山のように積まれている。10月後半、それらを改めて眺めてみると、「よし、来年はここへ行こう」「この勉強を始めよう」と、ぼんやりしていた思いが具体的な予定へ変わっていきます。半分遊びで集めた情報も、ノートの隅に書いた走り書きも、あなたを「新しい場所」へ連れ出してくれる大切な地図になりそうです。

今月の道しるべ 「ここではないどこか」の地図を描く

山羊座

新しい看板を掲げるとき、あなたは勢いだけで釘を打ったりしません。位置はここでいいか、傾いていないか、壁の強度は十分か、そもそも掲げるだけの中身があるのか。ひと通り指差し確認をしてから、「よし」と腕まくりをするような慎重さがあります。9月27日、暮らしの土台で月が満ちると、守りたい生活や仕事の譲れない条件がはっきりしてきます。続く10月10日には、社会的立場の部屋で新月が起こります。大きな企画を任されたり役割が変わったりと、外の世界で名乗る肩書が更新されるような出来事がありそうです。「まだ準備不足だから」と舞台袖に引っ込んでいないで、そろそろ表舞台へ。「それなら私が」とスッと手を挙げてみる。これまで時間をかけて身につけてきた力は、自分が思っている以上に頼もしいものです。今のあなたなら、新しい看板もきっと堂々と掲げられます。

今月の道しるべ 新しい看板を掲げる

水瓶座

「これ、ずっとこうやってるけど、本当にこの手順が一番いいんだっけ?」みんなが当たり前に受け入れているマニュアルや決まりごとほど、首を傾げたくなる。この秋は、誰かが決めたルールをただなぞるのをやめて、自分なりのやり方を試してみる時期です。10月16日、自分の星座で冥王星が順行へ戻ると、「私は私のスタイルでいく」と静かな覚悟が決まります。火星の勢いも借りて、上司や取引先にも「これ、こう変えた方が絶対ラクじゃないですか?」とあっけらかんと提案したくなりそう。当然、ちょっとした摩擦が起きるかもしれません。それでも、あなたの提案にはちゃんと根拠があります。モヤモヤを呑み込んで「今まで通り」におさまる必要はありません。誰も疑わなかった「当たり前」にプスッと風穴を開ける。あなたのそのひと言が、巡り巡ってみんなの風通しをよくしていきます。

今月の道しるべ 「今まで通り」をひっくり返してみる

魚座

なんとなくの夜更かし。机の上に積みっぱなしの書類。気づけばスマホを眺めたまま時間だけが過ぎている。そんな日々の小さな「たるみ」に、急に「このままじゃいかん!」と喝を入れたくなるかもしれません。9月28日、習慣や健康の部屋に火星が入ると、日常にシャキッとスイッチが入ります。朝起きてからのルーティンを見直す、使っていないアプリを消す、部屋の動線を整える、睡眠時間をきちんと確保する。身の回りの「ここ、変えたらラクかも」に、サクサク手をつけていけるときです。今月やりたいのは、毎日を気持ちよく動かすための具体的なテコ入れ。仕事を終える時間を決めたり、予定と予定のあいだに余白をつくったり、朝ごはんを座って食べたり。ひとつ整うたびに、一日の流れにも小気味よいリズムが戻ってきます。自分が機嫌よく過ごせる仕組みをつくること。それが、この秋の日々を軽やかに回してくれそうです。

今月の道しるべ 暮らしのギアを入れ直す

星読みコラム

この時期の過ごし方
2026年9月後半〜10月

夕方、洗濯物を取り込もうとベランダに立つと、乾いたシャツの袖がすっかりひんやりしている。昼間はまだ薄手で過ごせる日があっても、あたりには秋の匂い。暮らしの端々に季節の移ろいが混ざり込んでくる頃です。

9月23日の秋分は、周りの人や世界との間にちょうどいい距離を見つけるタイミング。27日の牡羊座満月で「私はこうしたい」という本心が顔を覗かせ、翌28日に火星が獅子座へ入ると、情熱を注ぎたいものへの意欲がぐんぐん高まっていきます。

30日に水星が蠍座へ入り、10月3日には同じ蠍座で金星が逆行を開始すると、ポケットから虫眼鏡を取り出すような時期に突入。誰かの何気ないひと言を頭の中で何度も転がしてみたり、愛用品やお金の使い道、人との間合いをひとつずつ吟味してみたり。普段なら通り過ぎていた些細なことにも、つい目が留まりそうです。

10月10日の天秤座新月では、誰かとの付き合い方を整え直す風が吹いてきます。16日に冥王星が順行へ戻ると、水面下で温めていた計画にも、じわじわと動きが出てくるでしょう。

そして23日、太陽が蠍座へ。時間をかけて磨き上げたいものや、やすやすとは手放したくない大切なものに、じっくりと眼差しを注ぐ季節が始まります。

ひとつひとつの手触りを、指先で確かめながら歩いていく秋。手元に何を残し、何を慈しんでいくのか。日々のさりげない選択の中から、その答えがすとんと胸に落ちてきそうです。

2026年9月後半〜10月の星の動き

  • ・太陽天秤座入り(秋分)(9/23)→周囲との関係を通して、自分の現在地を見つめ直す
  • ・牡羊座満月(9/27)→「私はどうしたい?」という気持ちがはっきりしてくる
  • ・火星獅子座入り(9/28)→好きなこと、表現したいことに勢いがつく
  • ・水星蠍座入り(9/30)→うわべではなく、本音や物事の奥に意識が向かう
  • ・金星蠍座で逆行開始(10/3)→恋愛、人間関係、好きなものや価値観を振り返る
  • ・天秤座新月(10/10・双子座)→人との関わりの中で、自分なりの選択をし直す
  • ・冥王星 水瓶座で順行へ(10/16)→自分らしいやり方や、これから変えていきたいことが明確になる
  • ・太陽蠍座入り(10/23)→表面的な答えを越えて、本当に大切なものへ深く向き合う

yumi Presents.
Yumi Tateyama 星読みスト

西洋占星学をベースに、星のめぐりを「日々をすこやかに、自分らしく生きるための知恵」へと翻訳し、一人ひとりが本来の歩みを取り戻すためのメッセージを届けている。個人カウンセリングや講座のほか、全国で星のワークショップを開催。

Yumi Tateyama WEBサイトへ