フルーツ・ジャーナル vol.8 2023SS
by fruits of life
今季のラインナップから、ワンピースとパンツをピックアップ。
ギャザーのたっぷり入ったワンピースの大人な着こなしと、
流行のジョガーパンツの大橋さんならではのスタイリングをご紹介します。
写真 米谷享
文 松本あかね
fruits journal vol.8 – table of contents
ノースリーブワンピース
〜たっぷりシルエットを生かす、2つのスタイリング〜
ジョガーパンツ
〜流行の形を取り入れて、ボトムに変化をつける〜
●
〈item 1〉 ノースリーブワンピース
〜たっぷりシルエットを生かす、2つのスタイリング〜
1枚だけで雰囲気を作れる。
透け感もほんのり。
上品なコットンシルクのワンピース。
ノースリーブワンピース 青墨色/ネイビー
ベロア革ミュール ネイビー
○
ウエストのリボンを絞らず、
ゆったりしたシルエットに
ガウチョタイプのパンツと合わせました。
ノースリーブワンピース 青墨色/ネイビー
リネンガウチョ 霞色/ラベンダー
ミュール ブラック
○
お出かけのときは、羽織りものが1枚あると安心。
真夏も涼しいジャージー素材のローブが便利。
ノースリーブワンピース 青墨色/ネイビー
ジャージーローブ 留紺色/ネイビー
※シューズは大橋さん私物
○
夏の定番ワンピース、
今年はどう着る?
大橋さん これは、チマチョゴリみたいなシルエットってかわいいなと思って、そこから生まれたワンピース。ウエストのリボンでギャザーを寄せたり、広げたりできます。
—— コットンシルクの透け感も上品。1枚で着るときはお手持ちのペチコートを履いてくださいね。
大橋さん かわいらしいのはちょっと苦手、という人はパンツと合わせてみてください。腕を見せたくないときはこんなふうにローブを羽織ったり。
—— TPOによって腕を出したくない場面もありますしね。
大橋さん ここで着ているローブはノースリーブワンピースと合わせて着られるように、丈のバランスを考えて作っています。上質なジャージー素材でシワにならないですし、1枚バッグに入っていると安心。
—— 前回(vol. 7後編)の「大人は1枚、プラスワン」のセオリーがここでも!
ワンピース1枚でいろいろなスタイリングができるから、ぜひ楽しんでくださいね。
●
〈item 2〉 ジョガーパンツ
〜流行の形を取り入れて、ボトムに変化をつける〜
裾にゴムの入ったジョガーパンツ。
柔らかいリネンで、淡い色合いを揃えました。
リネンジョガーパンツ 灰紫色/グレー
リネンジョガーパンツ 雲色/ライトグレー
○
ラベンダーは水玉と相性良し。
スカーフを重ね、カジュアルに上品さをプラス。
ドットギャザースリーブ ブラウス(2022AW)
ドットスカーフ
リネンジョガーパンツ 灰紫色/グレー
ミュール グレージュ
○
大きくスリットの入ったワンピースに合わせて、
ベトナムの民族衣装、アオザイのように。
スリットワンピース 瞑色/ネイビー
リネンジョガーパンツ 灰紫色/グレー
※シューズは大橋さん私物
○
清潔感のあるライトグレー×白の組み合わせ。
裾を絞ることで落ち感もきれいに。
タイプライターパフスリーブ 白色/ホワイト
リネンジョガーパンツ 雲色/ライトグレー
※シューズは大橋さん私物
○
裾の位置を上げてブーツを履く。
同系色でも素材の異なるローブを合わせるのが
おしゃれに見えるコツ。
ジャージーローブ 水銀色/ライトグレー
リネンジョガーパンツ 雲色/ライトグレー
※プルオーバーとブーツは大橋さん私物
○
コーディネートが新鮮になるジョガーパンツ
大橋さん 今、ジョガーパンツが流行っていますが、私の中でもパンツは裾を絞った形がブームなんです。
—— 裾の位置で、生地の落ち感が変わりますね、例えばくるぶしの上の方か下かで。
大橋さん このヘリンボーンのリネンは生地の風合いがとてもよかった。お好みで、短めにしてもバランスがとれると思います。
—— 色もラベンダーやライトグレー。ジョガーパンツといいつつ、スポーティになりすぎないあたりが、手持ちのアイテムとも合わせやすい。
大橋さん 靴も合わせやすいですよ。特に合うのはごっつめのショートブーツ。丈もシルエットも変えられるので、いつものコーディネートが新しい感じになると思う。ジョガーパンツを履いたことがない人もぜひ試してみてほしいと思います。
●
Friendship&Craftsmanship
vol.1 『BonBonStoreの傘』
Fruits of lifeのアトリエがあるマンションは、
大橋さん同様、自分が本当にしたいもの作りに
邁進(まいしん)する女性が何人も仕事場を構えています。
創作エネルギーが刺激される、密かなパワースポットなのかも…?
友人であり尊敬するクリエイターである皆さんが作るプロダクトから、
大橋さんが愛用するものとその思い入れを語ります。
左は定番の『ドローイングチェック折りたたみ傘』(晴雨兼用)、
右は数年前に購入した『スクエア エンブロイダリー日傘』。
ボンボンストアの傘は、使いやすいのと生地がかわいいのとで、ここ何年か夏の必需品。私の着る服はおとなしいので、傘をアクセントにすることも多いですね。小物なら普段手を出せない色や柄にも挑戦しやすくて、服とはまた違ったおしゃれの楽しみがあると思っています。
デザイナーの井部祐子さんにお会いすると、ファッションも素敵だし、ご自宅のインテリアのセンスも抜群で、ものの選び方やこだわり方がすばらしいなと。そうしたことが全部、傘に結集しているといったらいいでしょうか。大胆な柄のアフリカンバティックの生地で傘を作ったり、アイデアも豊富でこれからどんな傘が生まれてくるか楽しみです。