11月にはいって

富士山の麓にある、陶芸家の吉田さんのお宅までちなつさんと車で行ったり、
埼玉のcimaiのお店で撮影したり、急に活動的な11月。
こどもたちといったはらっぱ祭は、ほんとに楽しかった。
基本、ヒッピーのノリのお祭だけど、空の下で音楽があって、おいしいものがあって、
こういう雑多な感じが馴染みある空気というのもあるけれど、
落ち着くし、くつろげる。
そこで出ていた、アイリッシュフォーク(?)なバンドがよくて
こどもたちと踊って楽しむ。
CDまで買ってしまって、家でも随分気に入って聞いている。
ジャンプしても走ってもいい、平屋の家っていいな。
こどもには。
寒いけど。
りかさんの教室は、ちいさなあったかい輪ができて
皆さん集中して手を動かすことを楽しんでいて
よかった。
自分はできなかったけど、りかさんがサンプルでお作りになった
はたきと帽子を下さって、帰って帽子をつけ、はたきをはたくマネをすると
こどもたちに、「かあかあ、かわいい!かわいい!」と褒めてもらって
喜ぶ。藤野さんにたくさんのお菓子を焼いてきてもらって
たくさんお世話になりました。
ありがとうございました!
りかさんが幸田文の本を皆さんにご紹介されていて、
私も大好きなので、少し話す。
台所のおと。自分はどんな音をたてているだろうと
気になるとか。
スターネットのえいこちゃんから、アノニマスタジオさんからだされた
佐藤初女さんのCD BOOKが届く。
初女さんの言葉、美しい空気。
そんな音に耳をすませたり、自分の出す音について考える。
夫からはじまった風邪も、家族全員順番に熱を出し
ひととおり寝込み、やっとおさまる。
きづきが、家族みんなが見ている中
自転車に乗れるようになる。
「かあかあ!」ってはち切れそうな笑顔で走ってくる
まだあやうい自転車に、
キラキラとしていて、うれしくて、ああこの時を
ずっと忘れたくないなと思う。
忘れたくない。けれど、
いつも今だけを生きるこどもたちについていくのが精一杯で
いつしか忘れていってしまう。
そんなことを、『こどもと一緒に、カメラをもって mama’s camera』vol.5
というムックにエッセイを書かせて頂きました。
機会がありましたら、ご覧になってみてください。
ノニノコさんも、写真をつかったかわいい作品を出されてました。
明日は妊婦検診。
またまた忘れないように。

(2008年11月18日)