どいちなつさんのくらしぶり

どいちなつさんは料理家のほかに、一家の主婦という顔も持っています。
仕事をしながら家事や子育てをこなす忙しい毎日の中で、
どんなふうに自分らしく楽しみを見出しているのでしょうか。
ふだんの淡路島でのくらし方を紹介します。

構成・文 太田明日香
写真 茂木綾子

1日の過ごし方

朝はゆとりをもって過ごしたいと思っているので、6時前には起きるのが目標です。
子どもを起こしてお弁当をこしらえ、家族が仕事や学校に出かけたら、
自分の仕事のあいまに、ごはんを作ったり家事をすませたりします。
飼い犬のげんちゃんの散歩や、お風呂での読書はほっと一息つけるひとときです。

朝の時間

寝室の窓が東向きでちょうど朝日が見えるから、
それを見るためにふとんから出るまでの間、少しゆっくり過ごします。
家からは遮るものが何もなくて、朝日が真正面に見えて気持ちいいんです。
冬は霞が立ちこめてとてもきれいなんですよ。

農作業

近所の畑を借りて、人に教わりながら、自然農で野菜を育てています。
育てているのはニンジン、ジャガイモなどの野菜、それにハーブ類。
2月に種をまいたばかりで、どんなふうに大きくなるのか楽しみです。
忙しくて毎日は見に来られないけれど、草刈りは楽しみの一つ。
無心になれる、瞑想に似た時間です。

げんちゃんとの時間

犬のげんちゃんがうちに来てもうじき4年。
毎日の散歩は、げんちゃんの気分によって海へ行ったり山へ行ったり。
ちょっとやんちゃで甘えん坊で困るときもありますが、
大切な家族の一員です。

リラックスできる時間

子どもが大きくなって、だんだん自分の時間を持てるようになって、
辞めていた習い事をまた始めるようになりました。
お習字とヨガはリラックスできる大事な時間です。
それから本を読む時間も。
1日の終わりに、ゆっくりお風呂につかりながらページをめくります。

 

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レシピ「うららかな日のおべんとう」

ごはんには頂き物の名物のくぎ煮をそえて、
サラダ菜でしきりをして、
それから、彩りにプチトマトを。

前の日のおかずで作ったひじき煮のコロッケ
じゃがいも大1個は芽を取って皮をむき、適当な大きさに切ってから柔らかく茹でる。水分は煮きって、じゃがいもがあたたかいうちにつぶす。
そこへひじきを大さじ山盛り1杯と煮汁も少し足して混ぜ合わせる。
小さな丸形に成型して、衣をつけてこんがりと揚げる。

ブロッコーリーとアスパラガスのごま油炒め
ブロッコリーとアスパラガスは火が通りやすい大きさに切って、ごま油で炒める。
ほんの少ししょうゆで味を付けて塩で味を調える。

前の日の残りのわかたけ煮
あく抜きをした筍は軸の部分は薄めに切る。穂先は大きめでも大丈夫。だし、みりんとしょうゆで煮る。
筍が柔らかくなったら食べやすい大きさに切ったわかめを入れて、一煮立ちさせる。

takibi『焚火かこんで、ごはんかこんで』どいちなつ、サウダージ・ブックス、2013年、1500円(税別)
「焚火をかこんで、そのあとに食べるごはん」をテーマにした、エッセイ&レシピ集。
どいさんの優しくも力強い言葉と、シンプルなレシピからは、誰かとごはんを食べる喜びや火のあたたかさが感じられます。淡路島での写真もふんだんに使った、「食べることのはじまり」に迫る一冊です。
オンラインストアで購入

travellingtree『travelling tree』茂木綾子、赤々舎、2013年、4000円(税別)
ノマド村に暮らしながらカフェも運営するフォトグラファーの茂木綾子さんの写真集。
淡路島に移住する前に住んでいたヨーロッパで、12年にわたって撮りためられた写真の中から、サーカスワゴンやゲルでのくらしぶり、家族の一瞬の表情、移ろいゆく風景など、選りすぐりを集めた一冊です。
オンラインストアで購入

どいちなつ
「こころとからだにやさしいごはん」をテーマにごはんを作る料理家。ノマド村で料理教室「季節の台所」を開いたり、全国各地で料理に関するワークショップを開催。著書に『焚火かこんでごはんかこんで』(サウダージ・ブックス、2013年)など。www.doichinatsu.com

写真 茂木綾子
写真家、映像作家。1997年よりヨーロッパに移住し、スイスでのアートプロジェクト「Laboratoire Village Nomade」の企画、運営に携わる。
2009年に淡路島に移住し、ヴェルナー・ペンツェル、南野佳英らと廃校を利用したカフェ&コミュニティ・スペース「ノマド村」を立ち上げる。ノマド村
構成・文 太田明日香
フリーランス編集者。淡路島出身。オオタ編集室。著書に『福祉施設発!こんなにかわいい雑貨本』(伊藤幸子と共著、西日本出版社、2013年)。

どいちなつさんの、暮らすことに一生懸命な島での日々

「こころとからだにやさしいごはん」をテーマに活動している料理家のどいちなつさん。どいさんのごはんを食べると、心がほっとして、体に力がわいてきます。東京から故郷の淡路島に移り住んで2年経ち、仕事や生活はどのように変わったのでしょうか。どいさんの淡路島でのくらしぶりをお伺いしてきました。

くらすことに一生懸命な島での日々

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