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さらりと着る、おとなの水玉

new face　「オールインワン」

fruits of life オールインワン ネイビー

このオールインワンは、友人のフォトグラファー、高橋ヨーコさんに頼まれて考案したもの。もともとはデニムなどの上から着る作業着だけに、体のひとまわり大きく、特にもも周りはたっぷり余裕を持たせてあるのがベーシックな形。それをぐっとスリムに、女性の体に合わせてデザインしました。

ほかにも「襟はなしで丸首に」「下にトレーナーを着たい」といった注文が盛り込まれ、「ヨーコさんのこだわりが詰まっているんですよ」と大橋さん。

実際に着てみると、すっきり細身のシルエット。だぶつきがないから動きやすく、袖と裾をロールアップすると、こなれた感じで着こなせます。オリジナルのディテールや素朴さを残しているのは、ワークウェア好きの大橋さんらしいリスペクト。フランスのワークウェアのような、ニュアンスある色合いも素敵。

① 袖、裾はロールアップしてアクセントに。

② サイドのボタンはポケットではなく、手を入れて中に着ているＴシャツを引っ張り下ろすためのスリット。オーソドックスなつなぎのディテールをあえて残して。

③ 「襟はいらない、丸首で」と高橋ヨーコさんの注文どおり。

④ バックにも大きなポケット。

⑤ 後ろ姿も スッキリと、もも周りも 細めに。

素材が変われば新しい顔 「コットンのワイドパンツ」

① fruits of life コットンシルク プルオーバー（ネイビー）とfruits of life コットンワイドパンツ（ネイビー）。

② ウエストはボタンでアジャストできる。

常々「パンツ選びが難しい年頃」を実感していると大橋さん。体型の変化やカジュアルが似合わなくなるなど、理由はいくつも。その課題を克服すべくたどり着いたのが定番のワイドパンツ。

「パンツは体型が出やすいから、それをカバーしつつ、美しいシルエットを追求しました」

股上は浅く、サイドにダーツを入れて、お尻を小さく見せるように。さらに視覚効果で腰回りがほっそり見える、裾広がりのAライン。昨季はサマーウールで展開したこだわりのシルエットを、今季はネイビー／ホワイトのコットンでつくりました。同じ形でも生地が変わると違うパンツみたいですね？

「そう、ぐっとカジュアルになりました。でも例えばコットンシルクのような光沢のある生地と合わせてみると、おとなっぽいカジュアル・コーディネートになりますよ」

生地の力を信じて委ねる。これも大橋さんらしい“デザイン”です。

大橋さんとレッスン　「ボウタイを結んでみましょう」

前述の通り（※「この秋、注目のテーラードスタイル。フェミニン＆マニッシュに」参照）、今年はボウタイがトレンド。
『fruits of life』のボウタイは「アンティークのブラウスをイメージ」。
タイは幅広に、丈も長くして、 くるくる首に巻いたり、アシンメトリーに結んだり。 結び方は簡単。さっそくレッスンしてみましょう。

1.タートルネック風

ぐるぐる巻いてタートルネック風に。首の長さとのバランスを見ながら、喉元まで詰めすぎないのがコツ。

＜結び方＞

2.片結び

イメージはアンティークのブラウス。ゆるい片結びにしてくつろいだ雰囲気に。

＜結び方＞

『que』とコラボレーション！　こぼれ話の巻

『que』とコラボレーションして生まれたベロア革のミュール。ネイビー、グレー、ブラックの３色展開。中でもネイビーとグレーは、深みのあるシックな色合いで、これは迷ってしまいそう。

「どっちにする？　と言って結局どっちもつくったんですよね」
と大橋さん。つくり手も選べなかったというわけ。さあ、あなたならどうする！？